世界の「森林の割合」は何%?【なぜ日本が花粉症大国なのかも説明】

自然・観光
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ヨーロッパの土地面積の何割が森林だろう。

世界全体の森林のうち、人工林は何%だろう

この記事を読めば、世界の森林に関する統計的な雑学が簡単に身につきます。

 

世界の、地域ごとの森林割合

FAO 『The Global Forest Resource Assessment 2015』によると、

①ヨーロッパの土地面積は22億haで、そのうち森林面積は10ha。
したがって、ヨーロッパの45%は森林

②アフリカの土地面積は29億haで、そのうち森林面積は6.2億ha。
→アフリカの20%が森林。草原が多いから納得。

③アジアの土地面積は31億haで、そのうち森林面積は5.9億ha。
→アジアの20%が森林。比率はアフリカと一緒。

まとめると、ヨーロッパの45%が森林。アジアやアフリカの20%が森林です。
ヨーロッパ森林多いんですね。アジアとアフリカが仲良しです。

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各国の森林は増えているの?減っているの?

世界では森林は減り続けている!と皆さんお思いでしょう。

実際に2010-1015年の間に世界全体で331万ha減少しています。

しかし、地方ごとに見ると増えている場所もあります。

<増えている地域>
・アジア:+79 ・ヨーロッパ:+38 ・オーストラリア:+30 ・アメリカ:+7

<減少している地域>
・アフリカ:-284 ・南アメリカ:-202
(単位はそれぞれ万ha)

まとめると、ヨーロッパ・アジア(中国)、オーストラリアの森林面積はわずかに増えているが、それを上回るアフリカ、南アメリカの減少。となります。

世界全体の人工林面積は全森林面積のうちの何%か?

世界全体の森林面積は10億haと先ほど述べましたが、そのうち人工林が占める割合は何%でしょうか。

世界全体の人工林面積が8千万haなので、人工林率はたった8%です。

世界全体においては、人工林はとってもわずかなのですね。

しかし、日本だけで言えば日本の森林のうちの人工林率は4割です。

山を見ればスギ・ヒノキの人工林が多く、その結果日本は花粉症大国なのです。

確かに、外国人でマスクをつけてるイメージがないわねぇ。

日本の人口一人当たりの森林面積

日本は国土の7割が森林と呼ばれるほど森林が多いです。
(2015年時点で66%でした。)

しかし、人間の数も日本は多いですよね。

国民一人当たりに換算すると、日本の森林ってどれくらいあるのでしょうか?

日本の人口1.27億で計算すると、人口一人当たりおよそ0.2haです。

世界の人口70億人森林面積で計算した時が世界平均が1.4haなので、日本の人口一人あたり森林面積は世界平均を下回っています。

考えてみれば、日本の人口が1.27億であるのに対して、ロシアの人口が1.44と日本の人口とロシアの人口が国土面積が45倍もあるのに人口がほとんど変わりません。

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日本の人工林は増えているの?減っているの?

日本の人工林率はその国内森林面積に対して4割ですが(世界では8%でしたね)、
日本の人工林面積は現在増えているのでしょうか。それとも減っているのでしょうか。

日本の人工林は2000年から2005年の間に20%減少しました。

その後は、2010年間で減少が続き、2011年以降は徐々に増加、2016年で2005年レベルまで回復しました。

したがって日本の人工林は増えているの?という問いに対しては、
・2000年→2005年の間に減り、その後は横ばいだと答えられます。

おわりに

いかがだったでしょうか。

今回は森林・林業に関する記事の第2弾として、日本の森林・世界の森林に関する統計データから雑学的な記事を作ってみました。

せっかくこの記事を皆さん読んでくださったので、友人などと会話の話題にしてみてください。

また、林学系の公務員を受験される方にもこの記事は有益になるかと思います。

今後も林学に関する記事を投稿をしていこうと思っていますので、楽しみにしていてください。

<まとめ>

1、国土面積に占める森林面積は、ヨーロッパ5割、アジア・アフリカ2割

2、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オーストラリアの森林は増加しているが、それを上回るほどアフリカと南アメリカで森林が減少している。

3、世界全体の人工林率は8%。日本は4割。

4、日本の国民一人あたり森林面積は0.2haで世界平均よりも低い。

5、2000-2005年に20%減るも、その後日本の人工林は減っていない。

※本記事の数値データは管理人の大雑把な手計算が多く含まれ、間違いが含まれている可能性もあります。本記事によって不利益が生じても責任は負いかねます。

 

・参考文献:平成30年版 森林・林業白書