フェデラーおじさんナダルおじさんが若手より強い理由【4つの要素】

フェデラーおじさん、ナダルおじさん、なぜ強い選手情報

こんにちは、ソリンドです。

まさかフェデラーが37歳を超えてもなおプレーを見せてくれるとは、2012年時点で予想できませんでした。

 

先日に、下記のような質問をいただいていました。

 

 

要するに、「フェデラーやナダルがおじさんになってもなぜまだ勝てるのか」という疑問です。

 

そして、下記のような返信をさせていただきました。

 

 

フォローありがとうございます🙇‍♂️

まず1つ、フェデラーもナダルも、みんなが思ってるほど体力落ちてなく、20代並みに体力と気力があります。
そして、ココ!っていう「要所」を確実に見逃さないです。
あとは、フェデラーなら攻め、ナダルならスピン、ジョコビッチは守りと、何か一つ突き抜けていますね

 

要素としては、上記の3つに、「試合で打つショットそれぞれに意義がある」という点を加えた4つがあると思っています。

 

フェデラーやナダルがおじさんになっても勝てる理由【4つの要素】

 

▪︎その①:ベテランになってもまだ勝てる選手はまずフィジカル面をかなり強化していて、そもそもの肉体年齢が若い

▪︎その②:歴戦の経験からか、試合の勝敗をも決める重要ポイントをしっかり分かった上で、ギアを上げて取りきっている

▪︎その③:フェデラーなら「一方的な攻めの展開力」、ナダルなら、「ペースを破壊するほどの圧倒的スピン量」、ジョコビッチなら、「萎えるほどの驚異のカバーとメンタル」という感じで、それぞれ突き抜けた強みがある

▪︎その④:試合で打っているショットそれぞれに意義がある

 

 

さらに、体のバランスも他の選手と比べて、常に良い状態ですよね。

 

今回は、上記の4つのポイントを深掘りしつつ、「なぜフェデラーやナダルがおじさんになっても勝てるのか」ということについて解説していきます。

 

※今回のように、Twitterにて質問いただければ、このようにブログ記事にさせていただきます。この記事を読んでくださっているあなたも気になることがあれば、気軽にリプライを送ってみてくださいm(_ _)m
>>ソリンド(@thor_ind)さん/Twitter

 

フェデラーもナダルもそもそもの肉体年齢が若い

 

たしかに、2006年くらいの彼らの全盛期の頃と比較したらフットワークは重く、遅いです。

 

ですが、もっと長身の選手であるイズナーやラオニッチなどとと比べてみたら、30代のフェデラーとナダルも、さほど見劣りしないと感じるはず。

 

そして、圧倒的なフィジカル強化の積み重ねにより、彼らの肉体は「まだ20代レベル」にあります。

 

根拠:全豪2017時のフェデラー

 

根拠として、フェデラーの体力面の話をすると、全豪2017年フェデラーは優勝しましたが、この際錦織圭相手にファイナルセットで体力勝ちしましたね。

 

どうみても、錦織さんの方がバテていたはず。

 

さらに、優勝までに5セットマッチを7試合し、そのうち3試合がファイナルセット(5セット)まで試合が続きました。

 

ふつう、20代でもキツすぎてできないことですよ。

 

 いまだフェデラー相手に体力を消耗させる作戦が通用しない

 

というわけで、フェデラーもナダルもおじさんなので、「長いラリーをしまくって体力を削ればいけるじゃん」というアイデアが簡単には通用しません。

 

ラリーを延長しようにも、年々少々強引でも早くポイントを終わらせる技術を高める2人(特にフェデラー)には、もたもた中身のないラリーを仕掛ける前に強制的にポイントを終わらせられてしまいます。

 

フェデラーも、ナダルも他の選手よりずば抜けて、「相手を崩す」というのが上手で、角度、高さ、速さなんかに変化をつけて揺さぶってきます。

 

そして、一瞬でも球が浅くなったら、ベースラインからでも決定打を打ち込まれてしまいます。

 

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試合の勝敗を決める重要ポイント、試合の流れを見逃さない

 

そして、ビッグ4には「大舞台での歴戦の経験」があるので、追い込まれたときに「本能的」あるいは、「直感的」な反射で神がかったショットを打ってきます。

 

無駄な感情を削ぎ落としている

 

▲ウィンブルドン2008のフェデラー、ナダル

 

これはおじさんだからあるのではなく、フェデラーやナダルが若かった頃から成功者として備え持っていた要素なのですが、「試合中の無駄な感情を削ぎ落としている」というのがあります。

 

先日に、全仏2019錦織vsツォンガ戦を観ていたのですが、ツォンガは無駄にイライラしたり独り言を言ったりで、試合そのものに錦織よりも集中できていませんでした。

 

たしかにテニスの試合中って調子が悪かったり、相手の態度などにイライラすることもあるのですが、そのような感情は自分のプレーを萎えさせるばかりで非生産的です。

 

実際、ツォンガは落とさなくてもいい、冷静なショットを選択できればゲームを取れそうな場面でも一発の強打でポイントを決めようと攻め急いだりと、「精神的な余裕のなさ」が結果にも出てしまっていました。

 

 フェデラー、ナダルは試合そのものに集中できている

 

一方、フェデラーやナダルって、ポジティブな感情こそ「カモン!」と叫んだりで表に出しても、ネガティブな態度はほとんど出さないですよね。

 

特に、これは彼らが歳をとるにつれてより、ネガティブを出さないようになっています。

 

フェデラーも2008年くらいまでは、まだ感情的な態度を出したりしていましたが、今や失点時の投げやり態度とか年間通しても0ですよ。

 

そして、非生産的な態度をそぎ落とすからこそ、「試合そのもの」に集中でき、極限の場面で驚異的なパフォーマンスを発揮できます。

 

 フェデラーvsジョコビッチ2014ウィンブルドン決勝の4セット目

 

この動画の「9:25〜」がフェデラーがジョコビッチにマッチポイントを取られた限界の場面なのですが、ここからの驚異的な集中力をみてください。 ※できたらぜひ4セット目だけ全部みていただきたいですm(_ _)m

 

この上なく、「試合」に入り込んでいますよね。でも、多くの選手はイライラや焦りが集中を邪魔してしまいます。

 

上記の動画の4セット目をみると、「フェデラーがフェデラーたる所以」がわかってきます。

 

そして、試合に入り込むからこそ、「試合の要所」でベストなプレーを引き出せます。

 

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フェデラーもナダルもそれぞれに突き抜けた強みがある

 

フェデラーは、「フォアハンドはデルポトロの方が強いし、サーブはラオニッチの方が強いし、フットワークはジョコビッチの方が優れていて、結局なにも突出していない」とも言われますが、僕的には「圧倒的展開力」で突き抜けていると思います。

 

というのも、フェデラーほど自己中にポイントだけでなく、セットの流れを持って行ってしまう選手を見たことがありますか?

 

僕はないです。

 

そして、フェデラーの展開力なり、ナダルのスピンなり、ジョコビッチの防御なりの突き抜けた武器と試合の要所でギアをあげおいしいところを持っていける力が合わさることで、相乗的に強さのレベルが高まっています。

 

フェデラーvsマレー 2008年USオープン決勝

 

すごく惜しいんですよ。紙一重の差なんですよ。

でも、おいしいところはすべてフェデラーが持って行きました。フェデラーペースなんです。

 

「自分の強み」×「おいしいとこどり」=「自分のペース」

 

「自分の強み」×「おいしいとこどり」=「自分のペース」

 

試合の中で、これは言えるかなと思います。

 

突き抜けた自分の武器をどこで使うか。そして、試合の流れを決めるゲーム、チャンスを常に伺って、待って、そこを仕留めると、流れは一気に傾きます。

 

フェデラーも2017年以降さらにテンポの早い、コートの中に入っていくテニスに磨きがかかり、ナダルも圧倒的スピンとパッシング能力でクレーコート上で大活躍しています。

 

試合で打っているショットそれぞれに意義がある

 

 

 

▪︎「このショットは、相手を崩すため」

▪︎「このショットは、わざと遅いのを見せておくため」

▪︎「このショットは、コートの端に追い出すため」

▪︎「このショットは、決めるため」

 

 

フェデラーや、ナダルのショットには、どのショットにも、「意義」が存在するように見えます。

 

一見ナダルも、ただただ後ろからスピンをかけているだけみたいに見えるんですけどね。

 

よくみると、「動かそう」、「体勢を崩そう」、「バックハンド側に寄らせよう」という意図が見えます。

 

逆に、若手の選手は、まだ打つショット「すべて」までに意義はないですよね。それがまた無駄なショットになってしまっています。

 

というわけで、今回はこれくらいにしようと思います。

 

「フェデラーやナダルが、30過ぎたおじさんになってもなぜまだ勝てるのか」について、今回は解説しましたが、我々のテニスにも吸収できる要素ばかりです。

参考にしてみてください。