ウィルソンのおすすめラケットを一覧で紹介する【特徴は力より打感】

ラケット知識、試打

こんにちは、KOYAです。

先日に下記のようなツイートをいただきました。

 

 

影響力の大きいアカウントにシェアをいただいたことも後押しし、「Wilsonの革命「CLASH」を考察する【市販最強ラケット?】[試打・レビュー分析]」という記事が、公開後わずか1週間ほどで600人もの方に見ていただくことができましたm(_ _)m

※追記:数万人以上の方にみていただけました。

 

この場を借りてお礼申し上げます。

 

なお、最近は公開後わずか3ヶ月で3,000人近くもの方に読んでいただけた「【なぜフェデラーはラケットを黒×白から黒×黒に戻したの?】プロスタッフRF97 2016vs2018徹底比較」にならい、ウィルソンのラケットに関する記事を書くことに力を入れています。

 

そして今回は、「PROSTAFF」や「BLADE」、「ULTRA」などのアマチュアからトッププロまで愛用するラケットの多い、テニスラケットメーカーの雄ウィルソンのラケットをシリーズごとに紹介していきます。

 

 この記事を読むと得られる情報

▪︎他メーカーと比較したウィルソンラケットの特徴
▪︎ウィルソンラケットの機種シリーズを把握できる
▪︎各機種ごとの目玉はどのモデル化がわかる
▪︎PROSTAFFとBLADEなど、機種別でどっちのラケットが自分に合うかがわかる
 
 
上記の内容について今回深掘りしていきます。
 
 
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ウィルソンの特徴は「打感が柔らかい」こと

 

アメリカシカゴに本社を置くウィルソンのラケットの特徴は何と言っても「打感がいいこと」。

 

基本的にはクラシックなラケット(PROSTAFFやBLADE)機種とパワーテニスのトレンドに乗ったシリーズの(BURNやULTRA)シリーズなどがありますが、そのどれもが基本的には打感のクセが少なく、扱いやすいラケットです。

 

また、数あるラケットのメーカーのうちウィルソンだけは「PWS(周辺荷重機構)」というフェイスの3時9時方向に出っ張りがある機構を搭載しているラケットがあり、これによってパワーと面安定性が向上、パンチ力も増しています。

 

かつてのBLXであったり、アンプリフィールであったりと、フェデラーの要求もあるためかウィルソンは他のどのメーカーよりもフィーリングを追求したラケット開発を行ってきました。

 

ここ2、3年でようやく落ち着いてきた感もありますが、毎回モデルチェンジの度に新素材を試しているような印象で、新素材への探求に会社としてかなり投資している印象です。

 

ウィルソンのデメリットはパワーがないこと

 

ウィルソンのラケットは打感に優れているのですが、一方バボラの「ピュアドライブ」や「ピュアアエロ」のような「高出力ハンマー」かのような爆発的なパワーは搭載しておりません。

 

これは「スロート部分」にある程度原因があるともいえ、ウィルソンのラケットはスロート部分がシンプルでゴツゴツしていない形状であるラケットが多く、そのことも影響しています。

 

スロート部分に余計なパーツがない分、良くも悪くも打感情報をダイレクトに我々へと届けてくれます。

 

ウィルソン社の大雑把な特徴は以上でして、ここからはモデル別のラケット紹介をしていきます。

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【ハードルは高いが、テニスを楽しめる】PROSTAFFシリーズ

 

フェデラーが使っていることもあり、誰もが憧れるPROSTAFFシリーズ。

僕自身も昔97Sを使っていました。

 

特徴はなんといってもこの上なく良いフィーリング。

 

フェイスの「芯」をしっかり捉えた時の打感は極上そのもので、自分が後ろから前に押した分だけ進み、自分が下から上へのベクトルを与えた分だけスピンがかかります。

 

しかし、プロスタッフは基本的に「ボールを潰してスピンをかける」ことを想定しているからか、こするようにして下から上へと回転を与えようとするとカスカスの球威のない球になってしまいます。

 

なので、プロスタッフシリーズ全般として、しっかり「後ろから前」へと押し込むことを前提として、スイングするようにしましょう。

フェデラーのフォアハンドの画像とか見ると、超前に肩を入れてまで押し込んでいる写真あるじゃないですか。そのイメージです

 

モデル別に見ると、万人におすすめできるモデルは、97(CV)と97LSのみ。

 

RF97や97Sはそれぞれ重すぎて長時間使えない点やあまりにも飛ばなすぎる点が高いハードルになってしまっている印象です。

 

●PROSTAFFシリーズ

▪︎RF97
→最高にカッコいい。しかし、340gもあるため、長時間使うにはしんどい。相手の球威を利用したライジングプレーヤーで、かつ筋力・体力の充実した男性なら使えます。

▪︎97S
→極薄トップヘビーという奇妙なスペックでして、名前の通り「スライス専用ラケット」。
このラケット以上に切れ味の良いスライスを打てるラケットを見たことがないです。
とはいえ、トップスピンも飛ばないので、ストローク戦がしんどかった。打点を前にとってクリーンヒットできているときは弾道の低い、重たい球が相手コートに刺さります。

▪︎97CV
→プロスタッフシリーズの中ではよくも悪くも一番特徴がなく、地味ですが、プロスタッフシリーズを使いたいならば一番おすすめ。
315gなので、合わせるだけではなく、自分から振っていくことも男性ならできますね。

▪︎97LS
→290gなので、男性ならスロート内部に荷重した方がいい(やり方)かもですが、基本的にはプロスタッフシリーズの中で最も扱いやすく、18×16のSラケ仕様が勝手にストロークの弾道を普段よりも一回り高めてくれるので、すなわちミスが減ります。
プロスタッフシリーズ持ち前のコントロールもあり、使いやすいです。

 

テンションは40〜50くらいの緩めで張ると飛ばしやすいかと思います。

 

●97CV

 

●97LS

 

>>「プロスタッフRF97と97、97S、97LS【4機種のレビュー】
>>「【画像多】wilsonプロスタッフRF97レビュー【どこよりも詳しく使用感想を評価します】

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【コントロール重視だが、扱いやすい】BLADEシリーズ

 

ウィルソン契約選手の中で使用率NO.1のブレードシリーズは、何と言ってもコントロールとパワーのバランスが良いです。

 

というのも、プロスタッフシリーズだとコントロールや打感こそいいものの、ちょっとパワー不足と芯を捉えられなかった時の飛ばなささが心もとない感じですが、ブレードなら守備面ももう少しこらえられます。

 

打感に関していえば、プロスタッフシリーズのような一点集中の柔らかいフィーリングというよりはもう少し、スイートスポットの大きい、「点」というよりも「四角の枠」くらいのホールド感で、ちょっと弾くような印象すらあります。

 

僕的には試合で勝つために使うならBLADE、テニスの練習とフィーリングを楽しみたいならばプロスタッフにしますかね。

 

BLADEシリーズは98(16×19と18×20)、98S、98L、104、104 SW AUTOGRAPH等ありますが、フェイス面積104はちょっと大きすぎですし、98Lは285gと軽すぎるので、基本的には98(16×19と18×20)、98Sの3モデルで迷うことになるでしょう。

 

●BLADEシリーズ

▪︎98(16×19)
→ブレードシリーズの中でもっともオーソドックスで、失敗しないラケットかと。
16×19は18×20よりもストリングパターンが粗いので、その分飛ばしやすく、スピンもかかりやすいです。すなわち、使いやすい。

▪︎98(18×20)
→18×20は16×19よりもパターンが細かいので、ボールをしっかり潰せる人でないと前へボールが飛んで行きません。
しかし、パワーを作れる人が使うならば、飛びも適度に抑えられ、打感もわかりやすいので、コントロールしやすく、なおかつ細かい分情報量の多いフィーリングが得られます。

▪︎98S(18×16)
→あなたが例えばスポーツ推薦で大学に入れる、とかのレベルでないならばブレードシリーズの中で最もおすすめなのはこちら。
294gとたしかに軽量なのですが、とはいえトップヘビーでヘッドが勝手にくるっと回ってくれるので、自然と軌道が一回り高くなり、かつ勝手にボールがベースライン際でストンと落ちてくれるようになります。相手としては嫌なラケットです。

 

●BLADE98(16×19)

 

●BLADE98S

 

>>「【ウィルソン】ブレード98、98Sは圧倒的に万能の将です【評価】

>>「ウィルソン-ブレード98(V7.0)2019のレビュー【新作評価】

 

【寄せ集めシリーズなので、ちょっと注意】ULTRAシリーズ

 

生物の進化の「系統」と同じようにウィルソンのラケットの歴史も長く、各モデルもいろんな歴史をたどって今に至ります。

 

ULTRAシリーズはそんな各モデルからの寄せ集めで、単純にプロスタッフやブレードのような「似た者」と考えると結構打感は別物だったりします。

 

一つは、2017年くらいにはすでに存在した初期のULTRAシリーズ。

 

「ボレーをしやすいラケット」というコンセプトですが、基本的には黄金スペックに近い、パワーラケットの系列。

 

もう一つは「ULTRA TOUR97」というプロストックH19の市販版として誕生したモデル。

 

こちらはウィルソンの代表的なプロストックであるH19やH22のうち、H22はブレード98を使っているということでごまかせるも、H19が形状的にブレードということにするには無理があり、そのような事情から作られたのでは?と海外で考えられていました。

 

ただ、残念ながらウルトラツアー97は国内未発売モデルなので、店舗では手に入りません。ネットでのみ日本では入手できる状態です(それもいつまで在庫が残るか、、)。

 

そして、2019年になり新たに増えたのが、「ULTRA TOUR95」。

錦織圭が2019全豪で使っていたものでして、もともとBURN95だったものです。

 

だったらバーンのままでいいんじゃ?という感じなのですが、フェイス下部に「CRUSH ゾーン」を取り付けたとかの事情で、コスメ上ULTRAシリーズに編入されることになりました。

 

中身的には前からあるBURNだと思っていただいて構いません。

 

●ULTRAシリーズ

▪︎ULTRA 100
→「ネットプレーで優位を」といっていますが、反発力が大きいので、テニス初心者でもかなりストロークに使いやすいと思います。

▪︎ULTRA TOUR97
→ULTRAという名前を冠していますが、中身は全くの別物でして、打感はどちらかというとプロスタッフやブレードなどの方がまだ近いです。
フラット目に打つと、どこまで相手コートで伸びるんだよ?という感じの球が打てます。18×20で、打感も極上です。
ブレード98Sとかの方が試合で安定するラケットな感じがしますが、とはいえこちらはよりテニスが楽しめそうです。

▪︎ULTRA TOUR95
→ハンマーラケット、トップヘビーで振れば振るだけ高出力パワーの出る、「錦織圭」という感じのするラケット。
日本人なら95JPを使えば、ちょっと面が小さい感もありますが、高校生でもかなり鋭い打球を作れるように確信しています。
「スピンでガンガン押していく」プレースタイルならば間違いなくこれかな。

 

●ULTRA TOUR97

 

●ULTRA TOUR95 JP

 

そして、この289gで軽いと感じるならば僕はタングステンテープをつけます。(鉛よりも金属的な嫌な振動がないです)

 

>>「【錦織のラケット】ウルトラツアー95の特徴を完全評価する【辛口】
>>「【試打評価】ウルトラツアー97の特徴紹介【プロストックとの関係も】

 

【そのほかのウィルソンラケット】CLASHなど

 

ここまでに紹介したプロスタッフ、ブレード、ウルトラの他にウィルソンでは、「TRIAD」シリーズや「BURN FST」シリーズなどがあります。

 

しかし、TRIADシリーズはもはや60代女性や70代以降の方が使うようなイメージで、BURN FSTは95はもはやハードスペックすぎて使わない方がいい。

 

それ以外にもFSTシリーズは99や99Sがあり、カタログスペックを見ているかぎり使えそうなのですが、実際はあまりのフレームの硬さに、、。

 

正直柔らかめの打感が好きな僕は、あなた方におすすめできない感じの感想を持っています。

 

それと、2019年に入り、最新ラケットとして「CLASH」を公表しましたね。

 

こちらは圧倒的に新感覚ラケットでして、ボールをあまりに掴んでいるので、実際の飛びと打感が違って感じる不思議なラケットです。

 

基本的にはフレームスペックは飛ぶ系のラケットなのですが、スロートの形状のためなのか、異様にしなり、気持ちのいい打感のわりに随分と飛ぶラケットです。

 

>>「ウィルソンのクラッシュは超楽に剛速球が飛ぶ【打感はCLASH独特】

>>「ウィルソン・クラッシュはブレードよりもイージーな件【パワー圧勝】

 

あとはウィルソン社はグリップテープやストリング、シューズを作っていて、特に「手汗をあんまかかない」ってタイプのあなたはついでに「プロオーバーグリップ」もネットで安く在庫を家に置いておくとなくなった時助かるでしょう。