テニスラケットは、「振れるだけ」重い方がいい話【無理は厳禁です】

テニスラケットの重さはできるだけ重いう方がいいラケット知識、試打

こんにちは、KOYA@ソリンドです。

今回は、下記のような疑問を解決します。

 

ラケットをこれから買おうとしている人
「ラケットの重さは何gくらいがいいのか知りたいなぁ。目安とかあるのかなぁ。」

 

 本記事では、あなたにあったラケットの重さの提案をします

 

 

  • 性別によるテニスラケットの重さの目安
  • ラケットの重さは、振れる範囲で重い方がいいです
  • 疲れるほど重いラケットはナンセンスです
  • 体格別:初心者〜中級者におすすめなラケット
  • 「ハードスペック薄ラケ」はおすすめしないです

 

 

こんな順番で、解説して行きます。

 

 本記事の信頼性担保

当サイトは、個人運営ながら月間閲覧数7万回を超えるテニスサイト。

そして、毎月2桁数のラケットが当サイトから購入いただけています。

 

Google検索でも、記事執筆時点で「フェデラー ラケット」で1位と2位、「ナダル ラケット」で1位、「ジョコビッチ ラケット」で3位に掲載いただいており、わりと情報の質を評価されています。

 

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ラケットの重さの決め方【あなたにあった重さの決め方】

 

結論、ラケットの理想の重さは、「性別別に大まかな目安があるものの、個人の筋肉量によって大きく変わる」です。

 

性別によるテニスラケットの重さの目安

 

先述のように、あなたの筋肉量によって変わってきますが、ざっくりと、下記のような感じ。

 

 

 

  • 一般男性:295g-310g
  • 一般女性:280g-300g
  • 筋肉のある、現役男性プレーヤー:300g-320g
  • 筋肉のある、現役女性プレーヤー:395g-300g

 

 

こんなものだと思います。

 

フェデラーに憧れて340gの「プロスタッフRF97」にする方もいますが、正直重すぎてスイングスピードが出せず、性能を活かしきれない場合がおいのではないか、と懸念しています。

 

基本的に筋肉量が多く、かつ運動連鎖を習得なさってる方ならば、より重いラケットでもスイングすることができますが、重すぎるとスイングスピードが落ち、結果ボールの威力も落ちるでしょう。

 

あなたがどれくらいの球威で打てるかは、「運動方程式」で決まる

 

運動方程式は下記のとおり。高校物理とかで見たことあるかもです。

 

「 F=ma 」

F:ボールの持つエネルギー量(N)
m:質量(mg)
a:スイングスピード(m/s2

 
少しテニス版に書き換えていますが、あなたが重いラケットを使えば使うほど「m」の数値が大きくなり、あなたがよりラケットを早く振れるほど、「a」の値が大きくなります。
 
すなわち、ボールの球威を上げるための方法は2つしかなくて、「ラケットの重さ」あるいは「スイングスピード」しかないわけです。

 

ラケットの重さは、振れる範囲で重い方がいいです

 

上記のように、球威を高めるための方法は、①ラケット重量UP ②スイングスピードUP」の2択なので、可能な範囲で①も②も高めて行きたいわけです。

 

しかし、スイングスピードの上昇って、物理的に限界がありますよね。フェデラーよりもナダルよりも早く振ることって難しいでしょうし、不安定にもなりそうです。

 

なので、可能な範囲でラケット重量を重くした方がいいという話になります。

 

ラケットを重くすれば当然重いものを振る分スイングスピードも低下して、結果自然な速度でもボールへ伝わる運動エネルギーを大きくできるからです。

 

疲れるほど重いラケットはナンセンスです

 

ただ、こう見ると、「じゃあオレは360gでもスイングできるから、それの方がいいのかぁ」と思う人がいるかもですが、それは不適切です。

 

なぜなら、あなたが重いラケットを使う理由は、ボディビルに出場するためではなく、試合で勝つことだからです。

 

例えばあなたが勝ちたい試合を市民大会だとしたら、1日に5、6試合あります。

そして、1試合1セットだとしたら、、1日に5〜6セットということになり、世界のトッププロが戦うグランドスラムよりも優勝するためには長い1日を戦わなくてはいけません。

 

すると、当たり前ですが、超疲れますよね。

腕も疲れますし、360gのラケットなんて5時間も6時間もベストな速さで振り続けられませんよ。

 

こういった意味で、「試合で勝つためには、数時間も、ベストな速さで振り続けられる速さ」であることが求められるわけです。

 

そう考えると、先ほど紹介した下記の重さに納得が行くはずです。

 

 テニスラケットの重さの目安

 

 

  • 一般男性:295g-310g
  • 一般女性:280g-300g
  • 筋肉のある、現役男性プレーヤー:300g-320g
  • 筋肉のある、現役女性プレーヤー:395g-300g

 

 

という感じで、テニスラケットの重さは振れる範囲で重い方がいいよという話は終わります。

 

補足:スイングスピードを向上させる方法

 

なお、球威を高めるための方法は、①ラケット重量UP ②スイングスピードUP」の2択と述べましたので、②のスイングスピードを向上をさせる方法についても補足します。

 

こちらに関しては、主に「運動連鎖を見直し、脱力しつつ、腰の回転エネルギーをボールに伝えられるようになる」ということができるようになればオッケイです。

 

テキストと動画と両方で解説を用意しているので、適宜別タブで目を通してみてください。

 

 運動連鎖を見直す:記事版

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 運動連鎖を見直す:動画版

 

話を戻し、ここから記事後半なのですが、ここからは前半で解説した男女別、筋力別の重量目安を踏まえ、おすすめなラケットを紹介していきます。

 

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初心者〜中級者におすすめなラケット

 

男性・女性、筋肉のありなしに分けて紹介していきますね。

 

打感のわからない初心者男性orパワーを重視したい筋肉ある女性

 

300g、フレームは中圧で100インチ。難しすぎない重すぎないラケットで、打感オタクではない男性や、パワーを追求したい筋肉のある女性におすすめなラケットです。

 

そのラケットはバボラのピュアアエロ、ピュアドライブ。

ピュアアエロがよりスピンを追求したい方向けで、ピュアドライブの方がコントロール重視です。

 

 バボラ ピュアアエロ

 

もう少しこのラケットについて詳しく知りたいあなたは、下記の記事を合わせてどうぞ。

» 【ナダルのラケット】バボラピュアアエロをレビューする【評価高い】

 

 バボラ ピュアドライブ

 

気になるあなたは、下記の記事も合わせて是非です。

» 【悲報】プロストックを使ってもバボラのピュアドライブに勝てない

 

テニスに少し慣れてきたあなたにおすすめなラケット

 

もっと自分から振っていきたいあなたは、下記のラケットがおすすめ。

295gで決してハードスペックではないけれど、フェデラーのウォーミングアップ時のように簡単い合わせてつつ、剛速球を飛ばせるラケットです。

 

ガリガリでなかったら、女性も使えます。

 

 ウィルソン クラッシュ 100

 

ゴムみたいな打感でめちゃくしゃしなって打感がいいのに、なぜかパワーもピュアドライブ並みにあるチートラケットです。

 

僕はこのラケットを2019年一番推しています。

» ウィルソン・クラッシュはブレードよりもイージーな件【パワー圧勝】

 

ハードスペック薄ラケはおすすめしないです

 

そろそろ記事を終えるのですが、最後に一つ。

それは、「ハードスペック薄ラケ」はおすすめしないということです。

 

ハードスペック薄ラケとは何か、なのですが、これは「90平方インチや95平方インチでフレーム厚が17mm-20mm、そして重量が320g以上」のものを想定しています。

 

プロだったらジムとかで相当量の筋トレをこなし、かつオンコートでも厳しいトレーニングをすることでテニス用の強靭な肉体ができていますが、ふつうの日本人にはそんな肉体はありません。

 

なので、本記事前半で解説したことを思い出し、時間とお金を無駄にしないために、自分の肉体にあった適切な重量のラケットを選んでいただきたいです。

 

というわけで今回はおわりです。

以下、関連記事の一覧です。次にお読みいただけたらと思います。

 

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