こんにちは、KOYAです。
過去の僕は強い球を打とう打とうと思えば思うほど力んでミスを増やしてしまっていました。
先日に、下記のようなツイートをしました。
テニスで、「強い球を打つけど、ミスせず安定している人」と「強い球を打とうしたら不安定になる人」の最大の違いは、「軸の回転」で打つか腕で頑張っちゃっているかにあります。
過去の僕は完全に後者で、正しい知識を得ることに時間を投資せず、練習量でごまかしていました。知識があると、近道です
— KOYA May 16, 2019
過去の僕は完全に後者で、正しい知識を得ることに時間を投資せず、練習量でごまかしていました。知識があると、近道です
とはいえ、僕は国内プロとかではないので、もっと上の人とかから見たら別のアドバイスがあるかもです。
しかし、大学の体育会テニス部時代の僕は、「体の軸の回転」で打ててなかったがために、もっと楽に打てるはずなのに、無駄に筋肉依存してしまっていました。
この記事は、かつての僕のような、「なんかもっと、楽に同じくらい強いボールを打てるはずなんだけど、打てないなぁ」なんて悩みを持つ、テニススクールでいう中級レベルの方に贈ります。
中級レベルは、「体の使い方」に次のステップへの大きな壁がある
もうすでに、私立大学へのスポーツ推薦が決まったようなレベルの人とかだと、当たり前すぎて言うまでもない話ですが、テニススクールで上級に行けないくらいのレベルの方だと、「体の使い方」が悪いがために上達が妨げられている場合がよくあります。断言します。
過去の僕も、圧倒的に苦戦しました
かつての僕も、「体の使い方が悪く、筋力依存のスイング」をしていたがために、本物の球を打つ選手に敗れました。
ある程度までは行けるんですけどね。強い球をミスしないで打ち続けられるようなレベルの方には勝てませんでした。
なので、市民大会でいうと、ベスト8とかで、ジュニア時代の県選抜とかの人に、3-6とかで負けていました。
ただ、今ならわかるのですが、「体の使い方」をきちんと理解して、身につけていれば、強い球にも動じず身体の芯で打ち返すことができたなと。
「正しい身体の使い方」がわからず、苦戦する
では、「正しい身体の使い方」って何でしょうか?
フェデラーとか、リラックスしているようで信じがたいほどのエグい球を放っていますが、それは、体の使い方が圧倒的にうまいからです。
とはいうものの、僕はこの「正しい身体の使い方」の正体がわかりませんでした。
▪︎ストレートアームだから? ※インパクトの際、肘が伸びてボールを打っている打法
▪︎グリップが薄いから?
▪︎手首が柔らかいから?
フェデラーのYouTubeを何回見ても、僕は気づいていなかったんですね。極めて表面的なところにしか気付けていなかったです。
「正しい身体の使い方」とは、「軸の回転」です
「正しい」とはかなり主観的な言葉なのですが、、上記の見出しのとおり。
でんでん太鼓の腕は弱々しい紐ですが、軸を回転させると、強烈なパワーを持った腕に変わりますよね。
テニスのストロークでも、同じことがいえます。
「後ろから前」への体重移動は、無視していい
ここまでいうと、「でも、中学校の時の部活で、後ろから前へ体重移動するって習ったんだ」そんな風に思う方もいるかもしれません。
昭和時代のかなり薄いグリップで、かつウッドラケットというかなり重たいラケットでボールを打つならば、それが最適かもですが、平成、令和のテニスにはそれは時代遅れです。
「身体の軸で打つ」ストロークの方法
フォアハンドでも、両手バックハンドでも、片手バックハンドでも、「腰のひねり戻し」のユニットターンからボールに威力を伝えていくことは変わりありません。
テイクバックの際の「ひねり」はどれくらいか
そして、でんでん太鼓のように、効率の良い回転エネルギーを生み出すためには、テイクバックの時点での「ひねり」が絶対に必要です。
フォアハンドの際、あなたの左手は右側の、どの位置まで来ていますか?
自問してみてください。
たぶん、「ななめ45度」くらいですよね。
でも、それじゃあひねりが不足すぎでして、「おへそが完全に90度横」を向くくらい、左手をひねってください。
無駄のない、フェデラーの場合
フェデラーのスイングはコンパクトで、無駄がないことで有名ですよね。
Forehand #Federer #ibi19 (AFP/Getty) pic.twitter.com/lkpxybzWSw
— Viki_RF 🇨🇭 (@VIKI_RF) May 16, 2019
ナダルの場合はどうでしょう。
“Nadal sends his adversaries into submission with a barrage of heavy forehands, weakening their resolve in the process. His ball control off the forehand is amazing” – Steve Flink on Rafael Nadal’s forehand in THE GREATEST TENNIS MATCHES OF ALL TIME here: https://t.co/FLKYSFhEFR pic.twitter.com/ceHfGHS1Pe
— This Day In Tennis (@ThisDayInTennis) December 22, 2017
フェデラーとナダルのテイクバックの際の非利き手は正面から見て何度くらいのところにありますか。
そう、「90度くらい横」ですよね。これが、軸でパワーを生み出す上での「最低限」のひねりです。
「腰のひねり戻し」ができて、初めて脱力できる
①テイクバックの際の非利き手は正面から見て、90度横までひく
②おへそも真横向くくらいひく
これらの2点を守れて初めて、「身体の軸で打つ」が可能になるので、そこで初めて腕に力が入らなくなる感じです。
なので、回転で打てていない段階で脱力しようと思っても、強いボールを打とうとするとどうしても力みが発生し、エラーが出てしまうのです。
まだ回転のイメージがつかめていないあなたは
もしかしたら、僕の説明不足でまだ「身体の軸の回転」のイメージがつかめていないかもしれません。
その場合、こちらをご覧ください。
「左手とおへそがテイクバックのときどこを向いているか」「テイクバックの後の腰→腕→ラケットの運動連鎖の流れ」この2点に注目してみてください。
フェデラーの腰→腕→ラケットの運動連鎖が見えてきたら
見えてきたら、こちらの動画を見てみてください。
先ほどの動画よりも緩いアップ時の動画なので、わりと身体を使わずに打っていますが、それでも軸のひねり戻しがわずかに見えますよね。
そうすると、「なぜフェデラーを手打ち」だと勘違いする人がいるのかがわかるかと思います。
結構この2つの動画の順番が大切で、2つ目の動画を先にみちゃうと、フェデラーの腰のひねり戻しに気づけなかったりします。
すると、勘違いして手打ちでゆるーくフェデラーの真似してアップして、ただ弱いボールになって相手に迷惑という恥ずかしい人になってしまったりしますね。
それでも意味がよくわからなかったあなたは
たぶん、「軸のひねり戻し」ができていないことが上達の阻害要因だったあなたは、ここまででおおよそのイメージがつかめたかと思うのですが、もしかしたらまだ「??」という感じの方もいるかもです。
その場合は、テニスから一旦離れて、こちらの動画を5分だけ諦めて閲覧して、真似してみてください。
もしかしたら、これでやっとイメージを掴める可能性があります。
バックハンドに関しては、フォアハンドの逆。
片手の場合、インパクトの前にさらに上半身の開きを抑える逆方法にひねる「逆腰」をすればOKです。
>>参考記事:バックハンドは片手/両手どちらにすべきか【惚れるが片手は遠回り】
というわけで今回は以上になります。
難しかったかもですが、ここがわかるようになると、また一皮剥ける感じです。
今回厳しかった方も、一年後はわかるようになってるかもなので、ブックマークしておいてまた半年後とかに見返すといいかもしれません。