【テニス】クレーコートの特徴と戦い方を解説する【組み立てが重要】

クレーコート、ナダル テクニック/トレーニング

こんにちは、ソリンドです。

大学テニスを、クレーコートと共に過ごしてきました。

 

日本だとオムニコートが多いですが、いまだにクレーコートでの試合も多いです。

そして、癖のあるクレーコートで大縄れる試合で勝つためには、クレーの戦い方を知っている必要があります。

 

さて、先日に下記のようなツイートをしていました。

 

 

テニスにおいて、クレーコートではプレーを変えると思っておいた方が勝ちやすいです。

スピンは高く弾み、スライスはより止まります。そして、イレギュラーへの対応も求められ、難しいです。

戦術としては、ベースライン後方で腰を据えてラリーをすること。1発で決めず、高低差で相手を崩すとよし

 

基本的に、強いショット1発打ったところで拾われてしまうのがクレーコートの難点です。

 

なので、無駄にリスクをおわず、高低差を出した立体的なショットの組み立てで、徐々に相手を崩していく戦術が求められます。

 

今回は、クレーコートの特徴を理解していただいた上で、クレーでの戦い方を解説していきます。

 

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クレーコートの特徴【バウンドで減速します】

 

日本では、雨が多いので砂入り人工芝であるオムニコートが主流ですが、海外だとクレーコートも多いです。

もちろん、日本国内、特に高校や大学などではクレーも多く、クレーでの戦い方を知っているのといないのでは勝敗に大きく影響します。

 

クレーコートの特徴を下記にまとめます。

 

 

 

▪︎バウンド後にボールが極端に減速する

▪︎バウンドで、トップスピンが大きく弾む

▪︎バウンドで、スライスが止まる

▪︎イレギュラーが多い

▪︎スライディングできる

 

 

上記のとおり。

「バウンド後に時間がある」が全てで、時間があるので渾身のショットも拾われ、ラリーが長く続きます。

 

さらに、イレギュラーも多いので、瞬間の対応力も求められますし、フットワークもスライディングがキーとなってくるので、ストロークそのものが別になってきます。

 

クレーコートでは、スピンで粘る選手が有利

 

ビッグサーバーやボレーヤーに厳しいのがクレーコートです。

 

コートが速いサーフェスだと、バウンド後に時間がないので、ビッグサーブやネットをとることで「相手の時間」を奪い、得点しやすいです。

一方クレーコートだと、ネットをとったところで「相手の時間」は奪えないので、むしろパッシングの餌食になりがちです。

 

結果、リスクを下げて、ベースライン後方からトップスピンのきいた球をしぶとく打ち続け、相手を大きく左右に追い出し、少しずつ体勢を崩していくような、「腰を添えた」プレーが必要になってきます。

 

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クレーコートで勝てる戦術【クレーキング:ナダルから学ぶ】

 

結論、11回もフレンチオープンで優勝しているナダルのクレーでの戦い方を分析するのが最適解です。

 

 

 

▪︎強力なトップスピンを、相手のバックハンドの高い打点に食らわせる

▪︎振られてもスライディングで、手先だけででも、拾う

▪︎トップスピンを使って、相手を大きくコート左右に追い出し、オープンスペースをつくる

▪︎相手がベースライン後方に下がったら、スライスドロップ

▪︎リターンはベースライン後方からで、サービスの優位性を無効化する

▪︎完全に相手を崩し、苦し紛れのスライスに対して、ボレーする

 

 

上記の通り。

ポイントを順に解説していきます。

 

強力なトップスピンを、相手のバックハンドの高い打点に食らわせる

 

フラットな直線的な弾道よりも、トップスピンで上下の動きをつけたボールの方がクレーコートで大きく弾み、相手は打ちづらいです。

 

なので、クレーにおける「強い球」とは、「速いボール < 跳ねるボール」。

 

ベースをトップスピンの跳ねる球にしつつ、スライスで打点を下げさせたり、左右に追い出したりして崩します。

そして、最後に決めのショットとして、フラット系で時間を奪うのが強いですね。

 

振られてもスライディングで、手先だけででも、拾う

 

ナダルを見てると分かりますが、左右に大きく振られたら、まず全力で横にスライディングします。

そして、やっとこさ手の届きそうなボールに、手先からだけでもスピンなり、スライスをかける。

 

別に、強いショットを打てなくても、浅くさえならなければ防御がきくのがクレーのいいところなので、なんとか触ったボールでも、「とりあえず深く」返しておきます。

 

トップスピンを使って、相手を大きくコート左右に追い出す

 

フラット系の球より、スピン系の球の方が弾むので、クレー向きです。

 

そして、スピン系の球だと、ショートクロスにも調整しやすいですよね。

 

ふつうに、低弾道の速いボールを打っても、クレーだと相手を崩しきれないので、大きくコートから左右に追い出すショートクロスを1本打って、オープンスペースを作ります。

 

サーフェスの速いハードコートが2次元的な左右への動きで考えられリウテニスだとしたら、クレーテニスは3次元的です。「高さ」を有利に使いましょう。

 

相手がベースライン後方に下がったら、スライスドロップ

 

クレーでは、バウンド後に大きく弾むので、わりとみんなベースライン後方でどっしりと構え、スピンボールを待っています。

 

ということは、当然ネット前がガラ空きになるので、ドロップショットは有効に効果を発揮します。

 

とはいえ、ドロップも弾んでしまうのがクレーで、だいたい拾われてしまうのがオチなので、「ドロップで得点するんだ」よりも、「ドロップで、崩す。前もあるぞ。というメッセージを伝えるんだ」という気持ちで活用しましょう。

 

ドロップショットの打ち方については、過去記事の「【テニス】ドロップショットのコツを見やすく解説【目指せ大根役者】」をどうぞ。

 

リターンはベースライン後方からで、サービスの優位性を無効化する

 

ナダルとか、もはやテニスコートの後ろがそれ以上ないよってくらい後ろに下がっていますが、それでOKです。

 

とにかく、ブレイクしたいので、リターン一発目で「サービスの優位性」というものを0に持ち込みたいです。

 

なので、ベースライン後方で取れるのであれば、サーブを返球するまでにじっくり時間をかけて、トップスピンで、高弾道なリターンを打ります。

 

すると、サーバー側の「3球目」を0ベースでラリー開始できるので、結果ブレイクしやすくなります。

 

フェデラーがいくら良いサーブを打っても、ナダルはベースラインの後ろの方から、無効化するスピンのリターンを打ってきますよね。スライスを封印しつつ、それを目指しましょう。

 

完全に相手を崩し、苦し紛れのスライスに対して、ボレーする

 

スピンを中心とした、左右へ相手を大きく追い出す「鬼の振り回し」のようなストロークをすると、最終的に相手も「苦し紛れのスライス」を打ちます。

 

そして、こういった「苦し紛れのスライス」はたいてい浮いた力のないスライスになりますよね。

 

なので、相手をよく見て、スライスを引き出せると思ったら、ネットに詰める感じです。

ナダルといえど、ポイントを早く終わらせるために、年々クレーのネットポイントが増えています。

 

というわけで、今回は以上になります。

クレーコートを立体的に大きく使って、相手を少しずつ切り崩して、テニスを組み立ててみてください。

「強い球1発で」という感情は削ぎ落としていきましょう。

 

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