テニスは身長が高い方が有利だが、勝算はある【錦織が実証してくれた】

テニスノウハウ

こんにちは、KOYA です。

身長173cmですが、185cmのビックサーバーに勝ったこともあります。

 

先日に下記のようなツイートをしました。

 

 

テニスで身長が高い方がサーブやストロークがフラットで入る分圧倒的に有利で、これは覆しようのない事実だけど、だからと言って勝てないわけではないです。

フェデラーだってビッグサーバーのラオニッチから少ないチャンスを生かして勝つし、錦織もカルロビッチに勝ちました。ドロップとか狙い目です

 

テニスにおいて、圧倒的に「身長が高いことのメリット>身長が小さいことのメリット」ですが、だからと言って諦めるのは早計です。

 

むしろ、アマチュアレベルなら、できることは多いし、「少ないチャンスを生かす」力を試されるという点で、今後に生きる体験ができる試合でもあります。

 

今回は、「身長が高くない選手が、いかにして高身長の選手を倒すか」について解説していきます。

 

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身長が高いと、何が有利になり、何が不利になるのか

 

デルポトロとか、カルロビッチとか、チリッチ、ケビン・アンダーソンらを想像していただけるとわかるかと思いますが、基本的に高身長のメリット、デメリットは以下のようになります。

 

 

 

<身長が高いことによって生まれる利点>

▪︎回転量が少ないサーブでも入りやすいので、結果、サーブから攻めていきやすい
▪︎フラットめなストロークでも入るので、ふつうの人にとっての「リスクのある攻め」がリスクにならない
▪︎他の人にとっての、「高く弾む球」が打ちごろの高さの球になる
▪︎ネットプレーの際、高い球、遠い球へも腕が届きやすい

<身長が高いことによって生じる弱点>

▪︎フットワークに小回りが効かない
▪︎低いボールの処理が難しくなる

 

 

物事は表裏一体なので、メリットの裏には必ずデメリットが存在します。

 

上記を見ると、圧倒的に高身長な方が「攻めにおいて有利」なので、サーブからのショートポイントで得点しやすいですが、とはいえ、上記で述べたように弱点もありますね。

 

身長の高い選手に通用する戦術

 

相手のいいプレーは諦めて、必ず1度や2度訪れるチャンスに集中しましょう。

高身長の選手に通用する戦術を解説します。

 

【戦術①】リターンはブロックリターンで

 

これは、フェデラーも対ビッグサーバー戦で徹底していることですが、リターンで無理して打ち込んでないです。

 

普段はセカンドサーブなど自分から振ってリターンすることすらありますが、身長が高い人のサーブだとどうしてもバウンド後の角度が急になるので、山なりなスライスで返球してあげましょう。

 

それこそ、イメージとしては、「サーブの球威を全て吸収して0に戻す」くらいのイメージでOKです。

 

ふんわりとしたゆっくりスライスでも、深くバック側にリターンできればサーバー側も簡単には攻めることができず、徐々にフォルトの可能性の高いサーブを打つのがリスキーになってきます。

 

相手に「速いサーブを打つ方がジリ貧になるな」と感じさせたら勝ちです。サーブが崩れはじめます。

そのあと初めて相手が安全なサービスを使いはじめるので、その時が攻めどころです。

 

【戦術②】ネットに詰めてきたらボティを狙おう

 

これも、フェデラーが対イズナーとかでよくやっていることですが、「まず1回ボティを打たせる」です。

 

体が大きい選手は得てして腕も長いので、こちらが感動してしまうくらい遠くのボール(上へ高いボールや、左右に遠いボール)にも腕が届きます。

 

ボーレーの場合腕さえ届けば打ててしまうので、すなわちこちらが失点してしまうことにつながります。

 

それだったら、ということで、まずは「左胸の心臓」を狙って、一度苦しまぎれのバックボレーをさせた方が浮いた球がきますね。浮いたボレーを左右のストレートに余裕を持って決める感じです。

 

このようにボレーを攻略すれば、「ネットに詰めればプレッシャーをかけてペースを奪える」というビッグサーバーの目論見が潰えますね。

 

【戦術③】ドロップショットを混ぜる

 

これは身長の高いデルポトロが高くないドルゴポロフにかわいそうなくらいやられていることですが、「ドロップショットを混ぜる」のが、身長の高い選手の攻略法として有効です。

 

身長の高い選手は後ろからバコバコ強打すれば勝てる傾向にあり、本人たちもベースラインの打ち合いには自信があるでしょう。

そのペースをドロップショットで一気に崩す感じです。

 

もちろん、最初はドロップが甘くなって反撃を食らうこともあるかもですが、それでも「前もあるんだぞ」とメッセージを送ることで相手も前を警戒せざるを得なくなり、気持ちよくベースラインから強打することができなくなってきます。

 

それだけでなく、シンプルにドロップを追いかけるのは疲れますからね。

普段からショートポイントばかりで体力がつきずらい高身長選手の体力を削って、ビッグサーブを打つのを苦しくしてあげましょう。

>>参考:【テニス】ドロップショットのコツを見やすく解説【目指せ大根役者】

【戦術④】「前」と「後ろ」ポジションに意義を持たせる

 

これは錦織の対ビッグサーバー戦を見ていた気づいたことですが、彼は前と後ろといった「ポジショニング」にしっかり意味を持たせてラリーしています。

 

 

 

<ベースライン後方にポジションをとる目的>

▪︎どんな球にも追いつく姿勢を見せ、長期戦、消耗戦に持ち込む
▪︎ボールもより普段打つような低い高さで打てるので、自分が振りやすい

※一方、デメリットとしては、走る距離が伸びるので、疲れますね。

<ベースライン上にポジションを取る目的>

▪︎相手の球威を利用して力強いボールを返球したいとき
▪︎相手の時間を奪いたいとき

※相手がノリノリにバコって来るときは、守備が崩壊するので、やらない方が賢明です

 

 

どちらにもポジションにもメリットとデメリットがあるので、使いどころに注意です。

ですが、この知識が事前に頭の中にあるだけでも、試合の中で変化をつけられますよね。

 

【戦術⑤】サーブのコースを予測する

 

幸か不幸かですが、得てして身長が高い人はサーブを武器にしようとして「トスも高い」傾向があるので、逆に言えばサーブの球種を予測しやすいです。

 

なので、戦術①の「ブロックリターンで」もそうですが、事前にコースを予測した上でのリターンならばよりしっかり相手コート深くへ返球ができるはず。

 

予測が外れたら、それは相手のナイスサーブなので、捨ててOKです。ビッグサーバーはチャンスが少ないものですからね。

 

【戦術⑥】高低差を意識的につける

 

ビッグサーバーはフラットな弾道でもボールがコートに入り、そのために強いので、僕らがそのフラットな弾道で真っ向からバコバコ打ち合っても不利ですよね。

 

逆に、彼らは身長の大きくない僕らが高い球が苦手なように、腰を落とさないといけない低い球が苦手な傾向があります。

 

たとえ苦手でないにしても膝を曲げないと返球できないので、すなわち疲れますよね。

 

なので、戦術としては、「より低い球を着た立たせるために高低差をつける」ことが有効です。

 

 

 

▪︎高さが変わるので、同じようにフラットで打つとバックアウトやネットが増える

▪︎仕方がないので、スピンをかけはじめると、今度は攻撃性が落ちる

 

 

戦術④で「ポジショニング」の話をしましたが、まさにこれで相手が回転量を増やした安全な球に切り替えた時が攻守交代の時ですね。

 

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普段からビッグサーバーを想定して準備しておくべきこと

 

そろそろ記事を終えますが、最後に一つ、身長の高い選手を前にした時に向けて事前に身につけておきたい力について解説します。

 

ファーストサーブの威力に頼らないサービスキープ力の強化

 

見出しの通り、身につけておきたい力とは、「ファーストサーブの威力に頼らないサービスキープ力」です。

 

というのも、たとえば跳ねるサーブで普段効くサーブでも身長の高い人には打ちごろなので、「球種の多さ」がわりと重要になってきます。

 

対ビッグサーバー戦では、向こうは当たり前のようにサービスキープしてくるので、こちらがサービスゲームを落とさないことが大切なわけです。

 

そういった意味で、威力だけで通用しない時に変化をつけられる球種のバリエーションが重要で、バリエーションを得るためには普段のサービス練習が身長が高くない人こそ重要になってくるわけです。

 

サービスを打ったあとの3球目、5球目をどうするのか、事前に脳内と練習にてシミュレーションしましょう。

 

今回は以上です。

また、試合当日に身長が高い方と対戦することになって「どうしよう」とならないために、この記事をブックマークしておくとよいかと思います。