【テニス】完全一人でできる練習を解説する【イタイけど尊敬された】

テニスノウハウ

テニスの練習がしたかったが相手が見つからなかった人「仲間の都合が悪くて練習相手がいないけど、一人でできる練習方法ってないかな。コートは使えそうだし、一人でできる練習をして少しでもボールに触りたい」

 

そんな疑問に答えます。

 

この記事を書く僕は、高校生の頃から今まででトータル2ケタほど一人練習をしていました。※サーブ練習以外で、ですm(_ _)m

 

どうしてもボールを触りたかった高校時代から、どうしても勝ちたい試合があった部内戦の前など、周りから何と思われてもいいから少しでも打ちたかった。

 

今回はそんな強い意志をもつあなたの気持ちを最大限後押しできるよう「ひとりでも出来るテニスの練習方法」を解説します。

 

 本記事の内容

  

 

▪︎【完全初心者なら】壁打ちも有効
▪︎【完全初心者なら】ガラス面を鏡に素振りも有効
▪︎テニス器具を買うのはどうか
▪︎サーブ練習をするのがもっとも効果的
▪︎自分で球出しして自分で打つ【僕はやった】
▪︎【打つ以外】記事を読んだり、ビデオ研究、動画閲覧しよう
▪︎やるかやらないか迷うくらいなら行動した方がいい

 

 

上記を見ればわかりますが、前半部分は完全初心者向きです。

 

ある程度ボールをコントロールできる人は前半部分はささっとスクロールして、後半部分だけ読んでいただければよいかと思います。

 

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【完全初心者なら】壁打ちも有効

 

テニスを始めたばかりの方にとっては、まずは「ボールに慣れる」ことが何よりも重要で、フォームを固めつつ、ボールを打つ回数を増やしていくことが何よりも重要です。

 

この段階では、「壁打ち」はかなり効果を発揮し、僕も高校時代17回くらい先生に注意され、最終的には校舎の壁に張り紙が貼られ、呼び出されるくらい壁打ちをしていました。m(_ _)m

 

周りと比較して初心者状態からの上達は早い方だったのですが、その理由としては、1つは壁打ちによって明らかに他の人よりもボールを打つ回数が多かったからと言えます。

 

特に、「壁が奥向きに少し傾いている」とボールがスローになるので、テニスの壁打ちをするには最高の壁となります。

 

ただし、壁打ちもやたらめったら打っていてもあまり意味はありません。意識すべきことを下記にまとめます。

 

 

 

▪︎ゆっくりでいいから、「自分は今何を意識しているのか」を頭の中に置いて打つ
▪︎腰の回転で打つ

 

 

壁は素直なので、早く打てば早く帰ってきて誰も勝てません。デルポトロでも勝てません。

 

なので、「テイクバックのコンパクトさ」であったり、「トップスピンの感覚」であったり、「切らないスライスの面の当て方」であったり、ゆっくりなスイングの中でも「何を意識するのか」考え、常に目的意識を持ちましょう。

 

また、ゆっくりなので、腕には力は必要ありません。体の使い方を上手にするために、腰からエネルギーを作る感覚、いわゆる「ひねり戻し」を習得することを目指しましょう。

 

壁打ちは実践的ではないので、コートを使えるのであれば効率的ではないのですが、とはいえ自分自身のショットを見直す機会にもなり、発見は多いかと。

 

【完全初心者なら】ガラス面を鏡に素振りも有効

 

また、初心者ならば是非とも建物のガラス面を鏡にして「素振り」をしてほしいです。

 

テニス雑誌の連続写真、YouTubeでみたプロのスロー動画などのイメージを脳内に持ちつつ、自分のショットの体づかいと理想との比較をしてみてください。スマホで撮影してもいいかと思います。

>>参考:「テニス雑誌各誌の特徴とおすすめの買い方を解説する【節約の裏技有】」(別タブで開きます)

 

高校時代、隙間時間はひたすら自分のフォームをガラス面でチェックしている友人がいたのですが、誰よりもフォームに無駄がありませんでした。脱力もできていて、ラケットの力をうまくボールに伝えることもできていたので、フォームチェックもおすすめです。

 

練習器具を買うのはどうか【球出し機ならアリ】

 

「紐付きボール」や「球出し機」がテニス器具に当たります。

 

「紐付きボール」はどうか

 

まず、「紐付きボール」ですが、正直買わなくていいかと。

 

僕はテニスを始めた頃「紐付きボール」を使って自宅の駐輪場でボールを打ちまくっていたのですが、ちょっとボールの返ってくる感じがよくわからず、しかもバウンドもめちゃくちゃなので、正直上達には寄与しませんでした。

 

 「球出し機」はどうか

 

次に「球出し機」ですが、こちらは回収用ネットに向かって打つ方法よりもテニスコートに持って行っちゃうことをおすすめします。

 

とはいえ、球出し機なら、実際に球を打つ練習ができるので、初心者ならば自宅の駐車場でひたすらフォームを意識しつつボールを打ちまくれば、より隙間時間でも上達できそうですね。

 

中級者以上なら、一人の際もコートに持ち込んで球出し練習に使えます。

 

 サーブ練習をするのがもっとも効果的

 

ここからはオンコート練習を想定しますが、一人でも効率が落ちず出来る練習の一番は「サーブ練習」です。

 

特に、スマホを心配台の上にセットして撮影すれば、すぐにプロとの動画比較分析が行えるので、圧倒的におすすめです。

>>参考記事:「自撮りをする者がテニスで勝つという話【三脚+ビデオで撮影しよう】

 

最近のスマホはスロー撮影もできるので、通常速度とスローの両方を撮影したいですね。

 

くねくねタイプを1つ持っておけば、審判台の上に置けなくても、フェンスに巻き付けたりもできて、僕は買ったことを後悔していません。費用対効果はかなり大きかったです。

 

バウンド後の伸びはどうか、スピンサーブはどれくらい跳ねるか、狙ったコースに打ち分け出来るか、ダブルフォルトせずに打てるか
 
チェックすることは多いので、終わりはありません。
 
僕が学生時代所属していた大学で一番サービスが最強だった先輩も、「(親がテニスコーチで)小さい頃は夏休み毎日2カゴ分は一人でサービスを打つことが義務だった」と言っていました。
 
サービスが得意な人は知らないところで、圧倒的に量をこなしていますよね。
 
フェデラーも、あのレベルでありながらいまだに年々サービスは向上し続けているように見えます。

 

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自分で球出しして自分で打つ【僕はやった】

 

そして、オンコートで一人ストローク練習ですが、恥を捨てれば、意外と練習効果は出せます。

 

 

 

▪︎球出しは投げず、落とすイメージで
▪︎アプローチ練習が効果的
▪︎ワンバウンドさせてスマッシュ練習もできる
▪︎フラットで後ろのフェンスに届くか試し、体の使い方を見直す

 

 

やみくもに一人で打つよりも効果が上がる、一人練習のコツを解説します。

 

球出しは投げず、落とすイメージ

 

まずは、「インパクト」の状態を決定し、そこからラケットを引きます。

 

例えば、右利きの人のフォアハンドならば、インパクトを決めてから、腰をひねり、左手を右横にひねります。

 

その状態で、左手は手のひらを地面に向けた状態でボールを垂直に地面に落下させ、決めたインパクトの場所で正確にヒッティングを行います。

 

ベースラインからの球出しはこのように、まずはコンパクトな球出しで、腰のひねり戻しとインパクトの形を確認するとよいかと思います。慣れてきたら球出しに距離を出してOK。

 

アプローチ練習が効果的

 

意外とふだんの部活やスクールの練習の中で練習することが少ないのが「低い打点の球」、「浅い球」です。

 

ですが、ひとり球出しとアプローチ練習は相性がいいので、ボールを前に出しつつ、左右コースを正確に打ち分けられるか、低い打点からでもネットに当てずコントロールできるかをチェックしましょう。

 

ワンバウンドさせてスマッシュ練習もできる

 

自分で、地面に強くボールをワンバウンドさせればスマッシュ練習もできますね。

 

ふだんの練習でスマッシュ練習は不足しやすく、ここがプロとアマチュアとの間の違いかもしれません。プロはサーブやスマッシュなど縦系ショットに割く時間が長いです。

 

フラットで後ろのフェンスに届くか試し、体の使い方を見直す

 

あえてフラットにし、ベースライン奥のフェンスまで垂直な高さでボールが届くか試してみましょう。

 

アウトしてOKです。たぶん、力の伝達がスムーズでない人の場合垂直なボール軌道で後ろのフェンスにボールをぶつけることは不可能かと思います。

 

ボールを飛ばせる飛距離が伸びれば、イコール「運動エネルギーが大きい」ということですので、あとはそのエネルギー量の前と縦のベクトルを調整し、スピンでコート内に収めれば、より強力なショットが可能になります。

 

【打つ以外】記事を読んだり、ビデオ研究、動画閲覧しよう

 

「相手がいないけど、先日のテニスでまだかなり疲れているわ」という感じの時は、ジムに行くか、ブログ記事を読んだり、YouTubeでプロの動画を観たり、自分のフォームを撮影したビデオを分析したりと、情報収集しましょう。

>>参考記事:「【筋トレは正義】ジムに通ったらテニスは強くなると確信【体験談】

 

意外と打つことばかり重視して、自分反省や情報収集を怠っている人は多いです。

 

結構僕はテニスの上達には両輪があると思っていまして、一つがオンコート練習で、もう一つがオフコートでの体づくりと情報収集・自己分析です。

 

 

 

単純な話
▪︎よぼよぼなおじいさんとボブサップが同時にテニスを始めたら
→ボブサップの方が強いショットを打てますよね

▪︎分析オタクとアイドルオタクが同時にテニスを始めたら
→分析力は「武器」になりますよね。

 

 

そういうイメージです。

 

迷うくらいなら行動した方がいい

 

そんなわけで、色々な練習方法をお伝えしてきましたが、結構上達するか否かは「行動するかどうかの差」だと思っています。

 

断念ながら、この記事を読んだ人の9割くらいは特に実行に移さないとは思いますが、逆に行動に活かせる1割はぐんぐん実力が伸びるかと思います。

 

スマホ用三脚を買って撮影してみる、苦手なショットについて解説してあるブログの記事を読む、YouTube解説動画を見てみる。できることから始めてみましょう。

 

 

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