【テニス】サーブのコツは「運動連鎖」にある【フォアハンドと同じ】

テニス、サーブのコツは運動連鎖にあるテニスノウハウ

こんにちは、KOYA@ソリンドです。

長らく手打ちのサービスを打ってしまっていました。

 

ですが、ブログでの発信を始め、運動連鎖の知識をインプットしたところ改善できたので、情報共有します。

 

下記のようなツイートをしました。

 

 

テニスのサーブは、雑記とかみて小手先のテクニックばかりインプットしてしまうのですが、それよりも根幹の「運動連鎖」を研究しないと伸びないです。と過去の自分に伝えたい。

・両脇を開いてばんざい
・おへそはフォアハンドと同じ90度横
・肩の入れ替え

腕だけでスピード出そうとしても安定しない

 

上記のとおり。

手首のプロネーションだとか、後ろ足を寄せる/寄せないだとか細かいテクニックは色々あるけど、最重要は「体の軸の運動エネルギーを伝達する」ことです。

 

なお、テニスのサービスにおけるマインド、考え方に関しては、過去記事の「【テニス】サーブの練習のとき意識したいポイント【安定が最最優先】」にて解説しているので、合わせてご覧ください。

 

僕のサーブ習得の失敗【根幹知識のインプット不足でした】

 

少し個人的な話をさせてください。

 

僕は大学でも体育会の部活に所属してテニスをしたりしていたのですが、圧倒的にサービスが苦手でした。

 

自分より身長が大きくない人でも同じくらいの人でも豪速なサービスを放っているのになんでだろうと不思議でした。

 

とはいえ、1年生、2年生、3年生と時間経過に伴いサービス速度とキープ率が向上していたので、「量をこなせば上達するのか」くらいに思っていました。大きな間違いでした。

 

サーブは運動連鎖を見直さないと伸び悩む

 

過去の僕のサービスに関する最大の失敗は、「身体の使い方」を研究しなかったことです。

 

「力みすぎ、もっと脱力した方がいい」とか周りに言われるので、一生懸命腕を脱力させて、スナップみたいに打ったりしていました。

 

あなたも経験ありませんか。

 

しかし、完全に間違いなんですよね。

 

フォアハンドで、いくら腕に力をこめて打っても伸びるのあるショットが打てないのと同様、サービスにも運動連鎖があるはずです。

 

僕は大学の部活を引退してからようやくまじめに考えました。

 

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テニスのサーブの運動連鎖のコツ

 

冒頭のツイートを再度掲載させてください。

 

 

フォアハンドで、テイクバックのときに左手を入れ、おへそを90度横に向ける。この「ひねり戻し」と同じことがサービスにもいえました。

 

結局、テニスでパワーを出すコツはいつも、「体幹のひねり」です。

 

トスアップしたら、両脇を開いてばんざい

 

これはわりかし皆さんできているので、あんまし言及することはありません。

 

トスを上げたら両脇は完全に開き、ばんざいして下さい。

 

ばんざいといって、ラケットを持った右手まで本当に真上にしたらちょっとお馬鹿ですが、利き手でも、90度は開かないと軸が回りません。

 

 脇を締めたら、「両肩の入れ替え」ができない

 

よく、あなたが右利きだと仮定して、ラケットをもつ右脇は閉じてる人がいますが、これだと「肩の入れ替え」が十分にできず、力が乗りません。

 

トスアップしたボールを捉える左肩を前に、それに対して一直線上に右肩を後ろに構えます。

 

そして、最終的にインパクトの際左肩と右肩を入れ替えるつもりで、体幹の重さをボールにぶつけます。

 

腕だけ頑張って振って威力を出そうとしても、「重み」は出ません。

 

必ず、腰→胴体→腕とエネルギーを伝達していくのがポイントです。

 

おへそはフォアハンド同様90度横に向ける

 

フォアハンドで腕力ではない、運動連鎖によってエネルギーを出すならば、「腰のひねり戻し」が必須ですよね。
>>参考:フェデラーのフォアハンドの秘密は軸の運動連鎖にある【脱力も習得】

 

これを僕は伝わりやすいように、「おへそを90度横に向ける」と表現しています。

 

そして、トスアップと同時に思いっきりおへそを90度右横にひねって下さい。

 

何度でもいいますが、結局サービスもフォアハンドと同じ、「ひねり戻し」で威力を増せます。

 

 左手で壁をつくり、身体の開きを抑制する

 

ただし、体が完全に正面を向いてからインパクトするのはNGです。

 

トスアップした左手をインパクトに向けて引きつつ、体幹を回転させ、後ろ方が前に出てくるイメージです。

 

そして、ひねり戻しのエネルギーがボールに伝わるまで左手で身体の開きを抑え込む。すると、ボールにしっかりと重さが伝わります。

 

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細かいテクニックは後回しにすべき

 

雑誌とか、YouTubeとかみると、「手首のプロネーション」とか、「リバースサーブ」とか派手なテクニックが目についたりしますが、後回しにすべきです。

 

たぶん、僕と同様、あなたもそれ以前の「運動連鎖を習得すべきレベル」ではないですか。

 

経験談ですが、サービスの運動連鎖を知らなくても、僕は市民大会ベスト8に入れました。無問題でした。

 

もちろん、市町村のレベルにもよりますが、ここからいえそうなのは、サービスの細々したテクニックなんて、ほぼほぼ9割の人には「まだ早い」情報なんですよね。

 

それよりも見落とされがちな「サービスの運動連鎖」、これを知識をインプットしつつ練習してみてください。

高みを目指していくには避けては通れない関門です。

 

【悲報】知識をインプットしても、できるようになりません

 

スイマセン。とはいえ、たぶんこの記事を読んだだけで、「おお、なるほどわかった!」となり、実際のコート上でできそうなのって、1%くらいの人だと思います。

 

そして、残る99%の人は、「ふむふむ。」と思いつつも、このページを閉じて忘れたり、そもそもコート上で再現できなかったりするかと思います。

 

 運動連鎖は難しいので、コート上での試行錯誤が必要

 

99%の人はどうすればいいかというと、コート上で失敗し、また知識をインプットしつつ、「なんでコツが掴めないんだ」と自問することです。

 

ビデオを撮影してYouTubeのフェデラーとスロー動画を比較してみてもいいし、テニスコーチやサービスが得意な友人のところに動画を持っていってもいいです。

 

そして、重要なのは、「運動連鎖を見直したい」と必ず伝えることです。

 

なぜなら、手首のプロネーションとか、足を引き寄せる/寄せないとか、そんな細かい違いを聞いていないからです。

 

それでまた自分で試し、失敗し、ある日突然「あ!」とコツが掴めてきます。焦らず気長に試行錯誤してみてください。

 

 サービスの運動連鎖のチェックポイント

 

というわけで今回はこれくらいにしようと思います。

 

最後に、最重要な運動連鎖を見直しておきましょう。

 

 

 

①トスを上げる

②両脇をひらく

③おへそを90度横にひねり、力を溜める

④両肩を入れ替え、上半身の重みを伝えつつのインパクト。

※このとき、非利き手である左手で、身体の開きを抑えると、ボールに重さがより伝わります。

 

 

終わりです😌