こんにちは、KOYAです。
現役時代はダブルフォルトを1セット1回くらいに抑えつつ、テニスをしてきました。
さて、先日に下記のようなツイートをしました。
テニスにおいてダブルフォルトが最もよくないミスだと思います。
なぜなら、「相手にプレッシャーがかからない」から。自分だけ2回もサーブ打って疲れるのに、相手は何もせずとも得点を得る。不平等じゃないですか。
ベースのサーブは回転系にして、「いける」と感じるときだけフラットにすべき。
テニスにおいてダブルフォルトが最もよくないミスだと思います。 なぜなら、「相手にプレッシャーがかからない」から。 自分だけ2回もサーブ打って疲れるのに、相手は何もせずとも得点を得る。不平等じゃないですか。 ベースのサーブは回転系にして、「いける」と感じるときだけフラットにすべき。
上記のツイートを深掘りしつつ、前半で「ダブルフォルトを全力でなくすべき理由」、後半で「ダブルフォルトをなくすためのコツ」について解説していきます。
50回の超ロングラリーや、ロブを走って股抜きで抜くような奇跡のショットも1点。ダブルフォルトも1点。
たとえ、アンダーサーブを使ってでもサービスボックスに入れることが重要です。
ダブルフォルトすると、肝心なサービスキープが難しくなる
🇨🇭@RogerFederer vs @Robin_Haase 🇳🇱
🎾 Federer Hits A Serve
🔥 Aces Hasse
🧐 Nobody Calls It Out
🎾 Federer Prepares For 2nd Serve
🗣 Haase: “Roger, Nobody Called It Out!”
🗣 Federer: “But I Know It Went Out”
🐐 You Can’t Teach Class 👏 pic.twitter.com/CF76zzB9Hb
— SPORF (@Sporf) February 17, 2018
テニスで勝つための方法はシンプルで、「相手にブレイクされない」それだけです。
ちょっと考えたら当たり前ですが、通常ゲームでも、タイブレークでも、ブレイクされない限り負けません。
我々アマチュアは、プロほどサービスゲームの防衛が生命線ではないにしろ、自分のサービスゲームにプライドを持つべきです。
ダブルフォルトしてしまうことのデメリット
下記のようなことが挙げられます。
▪︎無意味にも2回サーブを打ち、自分だけが疲労する
▪︎ポイントをプレゼントし、相手を乗らせてしまう
▪︎キープの難易度が急激に高まる
▪︎自分自信にプレッシャーを感じてしまう
百害あって一利なしなのが、テニスにおけるダブルフォルトです。
順に解説します。
無意味にも2回サーブを打ち、自分だけが疲労する
サーブって、意外にも体全身を使うので、地味に疲れます。
真夏の暑い場面で、相手は構えてるだけなのに、自分だけ2回もサーブ打って、かつそれが無駄になるって、マジでアホですよ。
極端な言い方をすると、自分だけが時間と体力を無駄にしてて、エネルギーになったお昼代の一部を捨ててるとまでいえますよね。もちろん、僕はたくさんのお昼代を無駄にしてきました。
ポイントをプレゼントし、相手を乗らせてしまう
これが相手を追い詰めてたときなら、相手を救ってしまうことにもつながります。
過去の僕も、アドバンテージをとっている重要な場面で、ダブルフォルトを犯したりしていました。超もったいない。
キープの難易度が急激に高まる
1回ならまだしも、1ゲームのなかで2回もダブルフォルトしたら、もうそのゲームをキープするのは至難になってきます。
なぜなら、相手に与えるポイントを1回までで、自分は4回得点しなくてはならないからです。
コインの裏表の確率ならば、ちょっとサーバーで有利だから、くらいじゃ取り返せません。
僕自身、大学時代体育会系のテニス部に所属していました。
当時は1セットでダブルフォルトが1回くらいだったので気にならなかったのですが、引退後久々にテニスをしたら、1ゲームに2回ダブルフォルトをする。キープは無理ゲーでした。
自分自信にプレッシャーを感じてしまう
ここまで散々ダブルフォルトの弊害を伝えてきたので、真面目な方ほどダブルフォルトをプレッシャーに感じてしまうかもです。スイマセンm(_ _)m
とはいえ、ダブルフォルトをしてしまったらしてしまったで、開き直りましょう。
落ち込んでさらに失点するのスパイラルは非生産的ですし、感情に支配されています。
フェデラーとか見てると分かると思うのですが、ポジティブな感情でたまに吠えたりする以外はロボットみたいに淡々とプレーしていますよね。
基本それでOKで、感情をそぎ落としつつ、「この状況にはどんな選択肢があるか」と論理思考を味方にしていきましょう。
テニスにおいて、ダブルフォルトをなくす方法
Federer on serve = 🔝, compared to his fellow #NittoATPFinals semi-finalists.#MoreATPWithInfosys: https://t.co/b9favJFxfY pic.twitter.com/Dg6H5Pfh3q
— ATP Tour (@ATP_Tour) November 18, 2017
下記ツイートのとおりです。
テニスにおいて、ダブルフォルトを減らす方法
①回転系サービスをベースにする
②弱く打つのではなく、むしろ全力で振り切る
③意識的に全身の力を抜く
④アンダーサーブをバカにしない「アンダーサーブとか、初心者かよ、、、」と思うかもですが、ダブルフォルトするより100倍マシです。僕も使う😌
上記のとおりで、アンダーサーブを馬鹿にする者は、アンダーサーブに泣くと思っています。
順に解説しますね。
回転系サービスをベースにする
早いサーブを打てることに自信がある人ほどたちが悪くて、実は「サービスによるフリーポイントの数 < ダブルフォルトの数」だったりすることに気づいてなかったりします。
そして、こういった人になぜダブルフォルトが多いかというと、シンプルに「サーブの回転量が少ないため、サービスボックスに収まる確率が低い」からです。
なので、解決方法としては、至極当然、「ベースのサーブは回転系にしましょう」です。
一部の高身長ビッグサーバーを除き、JOPに出てるような強い人でもベースのファーストサーブも基本回転系ですし、同じスピンサーブでもとりずらかったりします。
そして、同じ回転系サービスなのに、リターン側からしてとりづらいのであれば、ローリスクハイリターンの最高のサーブですよね。コスパ最高です。
フラットサーブは、「いける」と思ったときだけでいい
試合の中でも、集中力が増してきて、「強いサーブ、今なら入る!」みたいなときってありませんか。
フラットサーブを使うのはそういうタイミングでOKです。
そして、「ここぞ」のタイミングで突然速いサービスが混じってきたら、相手としても慣れてきたものが突然崩されるわけなので、効果的に効きます。
弱く打つのではなく、むしろ全力で振り切る
また、ダブルフォルトが多人ほど、「セカンドサーブを力加減を弱くすることによって調節」したりしていますよね。
テニス始めたての頃の僕も、そうでした。
解決策としては、スピンでもスライスでもいいので、回転かけましょう。
回転をかけられるようになれば、思いっきり振っても範囲内にサーブが収まるようになるので、安心して振り切れるようになります。
なので、「ファーストよりむしろ、セカンドこそ振り切る。」これを強調したいです。
意識的に全身の力を抜く
セカンドにビビりすぎて体ガチガチなのも余計なミスに繋がります。
「ダブルフォルトしたらしただ!」と開き直って、「ふう〜」と息を吐き、脱力してサーブを打ちましょう。
運動連鎖に不安があったら、こちらの記事をどうぞ。
>>【テニス】サーブのコツは「運動連鎖」にある【フォアハンドと同じ】
アンダーサーブをバカにしない
錦織圭のコーチとして日本でも有名な、マイケル・チャンですが、かつて1989年のフレンチオープン決勝でレンドル相手に脚をつってアンダーサーブしています。
べつに、「テニスは紳士のスポーツ」だとか、「相手に失礼」だとか考える必要はありません。
アンダーサーブは全くルール上問題ないですし、無駄なプライドにしがみついてチャンスを逃す方が愚かです。
ちなみに僕は体育会のテニス部の公式戦でもアンダーサーブを使いました。集中力が落ちてきたり、ダブルフォルトしそうな気がするときなんかは、むしろ1回くらい使った方がいいと思います。
それでポイント取ったら、大げさにでも吠えればなお効果的で、卑怯とか思わず勝つために泥臭くあるべきです。
なので、当然日頃のサービス練習の中で、1週間に1回はアンダーサーブ打って感覚を忘れないようにしていましたね。
というわけで今回は以上になります。
アンダーサーブを使ってでも、次のラリー部分に可能性を繋げることを、軽視しないようにしてみてください。
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