こんにちは、KOYAです。
周りよりもネットプレーが多めですが、プレーのベースはストロークにあると思っています。
先日に下記のようなツイートをしました。
テニスのプレースタイルの型はいくつかありますが、結論ストロークで点数を稼げない選手は生き残れてないです。
・ストローカー
・ビッグサーバー
・ネットプレーヤー
・カウンタータイプ
・オールラウンダー「ストローカー」だけでも、我々は生き残れるけど、プロ同様ストロークに+αがあると強い😌
テニスのプレースタイルの型はいくつかありますが、結論ストロークで点数を稼げない選手は生き残れてないです。 ・ストローカー ・ビッグサーバー ・ネットプレーヤー ・カウンタータイプ ・オールラウンダー 「ストローカー」だけでも、我々は生き残れるけど、プロ同様ストロークに+αがあると強い
今回は、テニスの「プレースタイル」に焦点をあてて解説していきます。
そして、ただプレースタイルをまとめるだけではなく、「あなたのテニス」に生きるように、記事を書きます。
テニスのプレースタイルはラケットとともに変化してきた
ラケットの進化とともに、トレンドは変わっており、プレースタイルも変わってきました。
▪︎ウッドラケットの時代
:スピンなんて少数派で、また、片手打ちバックハンドも男女とも主流だった
▪︎プロスタッフミッドの時代
:サーブ&ボレーが主流。長いラリーなんて考えられなかった
▪︎黄金スペックラケットの時代
:ベースラインで何十往復でもラリーし続けるように。スピン全盛期
上記のとおり。
今や考えられないかもですが、昔のラケットは木製で、反発力がなくて、スピンもかけにくいフェイス面積の小さいラケットでした。
ラケットの進化がテニスを全く別のスポーツにしてしまった
というのも、テニスラケットに関するルールって、そんなに種類がなくて、ITFが指定するのも下記のものくらい。
▪︎長さ29インチまで
▪︎フェイス面積15.5インチまで
▪︎電池などを内蔵するのはNG
上記のとおり。
素材の指定とかがないので、最先端の科学技術をラケットに取り入れることができます。
そして、具体的には、「グラファイト」という軽量かつ丈夫で耐久性のある素材がテニスラケットに導入され、ラケットがより大きな反発力、パワーを持つ道具に進化しました。
現代のパワーテニスは、グラファイトの恩恵あってこそ
ラケットというテニスでボール以外に唯一使用する道具が全くの別物になってしまったので、テニスも全く別のスポーツになってしまいました。
>>参考:【テニスラケット】黄金スペックおすすめ4選【部門別チャンピオン】
具体的には、「サーブ&ボレーヤー」という、サーバー側が圧倒的に攻める&リターン側が圧倒的に守る。という競技から、何十往復でもラリーするスポーツに変化しました。
そして、長いラリーが続くならば、ミスしないほうが勝つことになり、結果、よりスピンをかけてミスを最小限に抑えられる選手が勝つように。
かつては飛ばないラケットだったので、スピンをかける運動エネルギーの余裕はなかったのですが、ラケットの進化により、ストロークの運動連鎖が変わり、強力なボールを打てるようになりました。
具体的にいうと、昔は「薄いグリップで、後ろ→前への体重移動で打つ」というスタイルだったのですが、現代テニスは、「軸のひねり戻し、体の回転で打つ」という打法に変わりました。
>>参考:フェデラーのフォアハンドの秘密は軸の運動連鎖にある【脱力も習得】
>>参考:テニスラケットの握り方、グリップの握りの厚さも理解できる【図説】
テニスのプレースタイルの種類【実は、現代テニスは1種類】
After pic.twitter.com/Affk0R2eju
— Roger Federer (@rogerfederer) June 5, 2019
冒頭のツイートを再掲させていただきます。
テニスのプレースタイルの型はいくつかありますが、結論ストロークで点数を稼げない選手は生き残れてないです。
・ストローカー
・ビッグサーバー
・ネットプレーヤー
・カウンタータイプ
・オールラウンダー「ストローカー」だけでも、我々は生き残れるけど、プロ同様ストロークに+αがあると強い😌
だいたい、「ストローカー」と「ビッグサーバー」、「ネットプレーヤー」、「カウンタータイプ」、「オールラウンダー」、ここに「サーブアンドボレーヤー」を足した6種類があります。
実は、現代テニスは1種類
厳密には、6種類あるのですが、90%の選手は「ストローカー」です。
そして、残りの10%。10人に1人くらいが、それ以外のプレースタイルという感じです。
特に、日本国内においては、「両手バックハンドのストローカー」がそれこそ95%の選手じゃないですか。大学テニスなんか99%両手バックハンドのストローカーですよね。
ラケットの進化が多様性を奪った
奪ったというか、2000年〜2010年代の20年間のトレンドが完全に「ベースラインプレーヤー」だっただけで、今後変化の可能性はあります。
まさに、フェデラーとかが「時代の先導」を切ってる感じで、なるべく短くポイントを終わらせる方法を模索しています。
そして、観客も、延々と続くラリーテニスに見飽きており、2017年くらいから少しずつATPツアーのサーフェスも昔のように早くなってきている印象。
ラケットの進化に対抗したコートサーフェスの適応で、今後のプロテニスはより「リスクを負って攻めた」人が有利になるように変化するかもです。
細かいプレースタイルの説明
遅くなりました、、、m(_ _)m
が、一応初心者の方もこの記事を読んでいると思うので、ここで確認しておきます。
ストローカー(例:錦織圭、ジョコビッチ、ワウリンカ)
現代のパワーテニスでもっとも主流な、ベースライン上で延々と相手のミス待ちをするプレースタイルです。
レベルが上がってくると、リスクを抑えたベースラインでのラリーの中に、ところどころ「仕掛けたショット」が織り交ぜられるようになって、「駆け引き」、攻防が出てきます。
9割のテニス選手のプレースタイルです。
ビッグサーバー(例:ラオニッチ、カルロビッチ)
ラオニッチや、カルロビッチ、イズナーのような身長の高い選手のプレースタイル。
日本人でも、身長180cm以上あって、運動連鎖を使えるようになれれば、サーブを主な得点源にすることができます。
自分のサーブをブレイクされない限りテニスは負けないので、サーブを磨くのは非常に合理的。
>>参考:【テニス】サーブのコツは「運動連鎖」にある【フォアハンドと同じ】
ネットプレーヤー(例:ズべレフ兄)
現代のパワーテニスだと、積極的にネットを取るのはリスクのわりにリターンが見合わなく、プロでもズべレフ兄くらいしかいません。
とはいえ、日本の草トーだと、ボレーチャンスも実は多く、ネットをとって、早くポイントを終わらせる得点力もあれば、圧倒的に体力をセーブしつつ試合で勝つことができます。
「ボレーヤー」にはならなくていいですが、ボレー力を身につけておくと、何かと助かります。
カウンタータイプ(例:マレー)
プロだとマレーとかです。
あえて緩い球で、相手を誘いつつ、フォア側を開けたりして、誘導し、パッシングなりロブなりをくらわせられる。
あんまりできる人はいないですが、知略型で、やりづらいですね。
狙って、これになる必要はないですが、プレーの引き出しとしては取り入れたいです。
オールラウンダー(例:フェデラー)
フェデラーとか、チチパスとかです。
基本的にベースラインにいますが、「これはネットの方が勝算があるな」と判断すれば積極的にネットをとていくこともできますし、サーブ時代もバリエーションが多く相手にボールを慣れさせません。
我々もストロークを万全にしつつ、最終的に目指していきたいスタイルです。
サーブアンドボレーヤー(例:サンプラス)
サーブが強力なら、現在のカルロビッチ大先生のようにまだ生き残れますが、厳しい時代です。
サーブアンドボレーヤーになるというよりも、引き出しとして使いましょう。
日本でテニスをするあなたへアドバイス【ストローカーが吉です】
下記ツイートのとおり。
身長が185cm以上ある、とかの特別な場合を除き、我々日本人はまずストロークを伸ばすと試合で安定して勝てるようになるはず。
サーブも最初はダブルフォルトさえしなければOK。そして、ストロークで徹底的にミスを減らす。「カッコいいプレー」よりも、「やりにくい、いやらしいテニス」が強い。
日本人は、悲しいけど、身長がたいていないので、ありがちなプレーだとは思いつつも、「ありがちなプレー」で基礎をまずガッチリと固めましょう。
そして、試合を何度もしてみて、徐々に自分の得点パターンをわかってきたら、そのとき初めて「強化するショット」を決めて、プレースタイルも特化していけばOKです。
現代だと、ベースはストローカーで、そこにスパイスをしていく感じですね。
耳が痛いかもしれないですが、まずはこの順序が重要で、失敗しないかと。
僕もまだまだ固めたい運動連鎖があるので、一緒にテニスを伸ばしていきましょう。
終わりです😌