【テニス】ワイパースイングは腰の回転と同期しないと、手打ちになる

テニス、ワイパースイングのコツテニスノウハウ

こんにちは、KOYA@ソリンドです。

おかげさまで、個人メディアにも関わらず、月4.6万PVのサイトに成長しました。

 

先日に、下記のようなツイートをしました。

 

 

テニスでスピンをかけようと思って、ワイパースイングだけ意識しても、伸びる球は打てませんよ。

むしろ、ボールをこすろうとするあまり手打ちになり、威力が出ません。

ストロークで最重要なのは、「腰の回転」
腰の回転とワイパースイングが同調してはじめて、脱力しつつも、ボールが伸びてきます

 

上記を深掘りします。

今回は、ストロークの運動連鎖について解説していきます。

 

テニス仲間に、「手打ち」と言われてしまうあなたに読んでいただきたい記事です。

 

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テニスの「ワイパースイング」とはなにか

 

おもに、フォアハンドを厚いグリップ(ウエスタングリップ)で握っている方が使える打法です。

 

具体的には、ぞうきんで車の窓を拭くように、肘から先を動かします。

 

 

上記のツイートの添付画像なんかが、少し参考になるかもです。

 

ぞうきんで窓を拭くように、肘から先を体の内側方向に180度くらいキュッと、内転させます。

 

 ウエスタングリップの握り方

フォアハンドウエスタングリップ

 

イースタングリップやセミウエスタングリップなどの薄いグリップだと、インパクトのときに肘が伸びる「ストレートアーム」になって、ワイパースイングはしにくいです。※薄いグリップの人は、あんまり意識しなくてOK

 

基本的には、ウエスタンやそれ以上に厚いグリップでフォアハンドを打ち、インパクトのとき肘が曲がる「ダブルベンド」で打つ方向けの技術です。

 

ワイパースイングは、トップスピンをかけるために行う

 

厚いグリップの人で、より強烈なスピンをかけるためのテクニックが、「ワイパースイング」です。

 

現在テニスは、ラケットの反発力が増して、コートのどこからでもボールを返球できるようになりました。

結果、守備力が高まり、ラリーでミスらない方が勝ちやすいという構図に。トップスピンを安定してかけれれば、それだけで生存率が高まります。

 

 ワイパースイングは、厚いグリップの錦織圭が参考になる

真似するなら、錦織さんですね。ワイパースイングの代表格です。

 

▼参考動画

 

フォアハンドのフォロースルー時のラケットヘッドが、ワイパースイングを行うがゆえに、左肩よりも下にくるのが、確認できるかと思います。

 

厚いグリップだと、構造上うちやすいです。

 

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ワイパースイングをすることが目的にならないように注意

 

今回紹介したワイパースイングをマスターすることで、効果的にトップスピンを増やすことができます。

 

ただし、一つだけ、注意してほしいことがあります。

 

それは、「ワイパースイングをすることが目的にならないようにしてほしい」ということ。

 

もちろん、ワイパースイングを今回はじめて知ったとかで、次回の練習でワイパースイングの練習をするとかなら構わないのですが、もうすでに知ってるあなたは、手打ちにならないように注意してください。

 

そして、ここが一番大切なのですが、手打ちにならないためには、「腰のひねり戻し」が重要です。

 

テイクバック時の「おへその向き」と「左手」が運動連鎖の鍵を握っています。

 

威力を出す上で最重要なのは、軸の運動連鎖です

 

フォアハンドの運動連鎖は下記のとおり。そして、上に行くほど大切です。

 

 

 

  • ①テイクバック:非利き手で壁をつくる。おへそは90度横までひねる
  • ②動き出し:腰が一番初めに正面に戻ろうとする。利き手はうしろに置いていかれたまま
  • ③インパクト:腕が腰につられて出てくる
  • ④フォロースルー:ここでワイパースイング

 

 

ワイパースイングもスピンをかける上で効果的なのですが、それ以上にボールを打つまでの体の使い方の方が重要です。一つずつ補足していきます。

 

 ①テイクバック

実は、ここができていない人が一番多くて、軽くボールを打ってるようで強いボールを打てる人と、一生懸命ボールを打ってるように見えるけど、弱いボールしか来ない人の差です。

 

実は、ボールを打つ前に決まっていました。

 

ポイントとしては、「非利き手で壁をつくる」ことと、「おへそは90度横までひねる」の2つ。

 

 

フェデラーも、ナダルも、ジョコビッチも、錦織も、上位勢は必ず同じテイクバックをしています。

 

あなたの左手は、上記ツイートのフェデラーのように、あそこまで右肩側にひねられていますか。おへそはどうでしょうか。

 

 ②動き出し

腰が一番初めに正面に戻ろうとする。利き手はうしろに置いていかれたままです。

 

下記ツイートのフェデラーなんか、ふざけているように見えるかもですが、ちゃんと右手よりもおへその方が先に正面に戻ってきて、手はうしろに置いていかれていますよね。

 

 

 ③インパクト

腕が腰につられて、ようやく出てきます。

 

 ④フォロースルー

最後の最後で、ワイパースイングです。腰の回転と肘から先の折りたたみが合わさることで、相乗的にボールの質が向上し、生きた球になります。

 

 

というわけで、今回は終わりです。

フォアハンドの運動連鎖についてもう少し詳しく知りたい場合は、次の記事を読むと、イメージしやすいです。

 

フェデラーのフォアハンドの秘密は軸の運動連鎖にある【脱力も習得】
フェデラーみたいなフォアハンドを打ちたい人「フェデラーみたいな脱力してるけど強靭なフォアハンドを打ちたいけど、真似できない。どうしても脱力できず力んでしまう。筋力が違うから無理なのかな」 そんな疑問に答えます。  本記事の...(続きを読む)