【テニスラケット】黄金スペックおすすめ4選【部門別チャンピオン】

ラケット知識、試打

黄金スペックの中でラケットを探している人
「とりあえず、無難で不利にならない黄金スペックの中からラケットを探したいと思っているけど、おすすめは何かな。種類が多すぎて、判断困っちゃう。」

 

こんな疑問に答えます。

 

本記事の内容

 

黄金スペックのラケットに絞って、今回はラケットを紹介していきます。

 

なので、実際に借りて試打なしにネットから購入しても、スペック的に失敗するリスクが少ないのが今回紹介するラケットたちのメリットです。

 

 

 

▪︎こだわりはないけど、絶対失敗しないラケット【ザ・無難】
:バボラ ピュアドライブ

▪︎圧倒的なスピンで、ミスを激減したい【スピン重視】
:バボラ ピュアアエロ

▪︎黄金スペックが良いけど、コントロールに重きを置きたい【コントロール重視】
:ヨネックス Vコア100

▪︎フェデラーみたいに、簡単にボールを飛ばしたい場合【プロ感覚重視】
:ウィルソン クラッシュ

 

 

今回紹介するのは、上記の4本です。

「あなたがラケットに期待する、重視したい機能」ごとに、おすすめラケットを1本ずつ深掘り解説していきます。

 

「黄金スペック」とは?

 

いわゆる「黄金スペック」と呼ばれるラケットは以下のような特徴を持っています。

 

 

 

▪︎フェイス面積が、100平方インチ

▪︎重量が、300g

▪︎長さが、27インチ(ふつうの長さ)

▪︎ストリングパターンが、16×19

 

 

上記のとおり。

 

パワーテニス主流の21世紀のテニスにおいては、圧倒的無難に使いやすいスペックになるので、どのメーカーもこのスペックのモデルを設置していますね。

 

有名どころでいうと、バボラのピュアアドライブやピュアアエロなどです。

 

過去記事の「【テニス】万人におすすめできるラケットは多くない【踊らされるな】」でも紹介したように、まだ「ラケットに期待したい性能」がはっきりしていない初心者や大衆ウケを狙おうとすると、どうしてもこのスペックをすすめることになります。

 

のちに、「もっと飛ばないほうがいいな」や「もっと打感をクリアーにしたい」など要望が出てきたら、他のラケットに買い替えてみたらOKです。

 

【無難代表】バボラ ピュアドライブ

 

「ほんとうに、何にしたらいいのかわからない」場合や、「自分でも感心するくらいラケットに関心がない」、「初めてだけど、失敗したくない」場合のおすすめは、バボラのピュアドライブです。

 

ミスがミスじゃなくなります

 

テニスで負ける大きな原因は「ミス」でして、次のような場面でよく起こります。

 

 

 

▪︎フットワークが追いつかず、打点に入れなかった

▪︎スイートスポットを外してしまった

▪︎スピンが足りず、バックアウトしてしまった

 

 

しかし、ピュアドライブなら、上記の要因を他のどのラケットよりも最小化できます。

 

 

 

▪︎フットワークが追いつかず、打点に入れなかった
→手先で当てるような場面になってしまっても、なんとかボールが相手コートまで飛んでくれる

▪︎スイートスポットを外してしまった
→スイートスポットが広いので、なんとかネットを越えてくれる

▪︎スピンが足りず、バックアウトしてしまった
→圧倒的にスピンをかけやすいので、勝手にボールが落ちてくれる

 

 

ピュアドライブは、圧倒的にボールを飛ばしやすくて、スピンも勝手にかかってくれるので、「他のラケットでいうミス」がミスではなくなります。

 

反発力と、パワーが利点です。

デメリットは、ちょっと打感がぼやけている感じがする点ですかね。シャープさはないです。

 

とはいえ、打感の違いは、こだわる人しかわからないとも言えます。

 

男女とも、プロがピュアドライブを使ってATPツアータイトルを取っているので、初心者からプロまで使える万能ラケットです。

 

 

ピュアドライブについてもっと気になる人は

 

過去記事にて、解説しています。

この辺りを参考にしてみてください。

>>【悲報】プロストックを使ってもバボラのピュアドライブに勝てない

 

【スピン代表】バボラ ピュアアエロ

 

続いて、クレーキング・ナダルが使用することで有名な「ピュアアエロ」の紹介です。

 

特徴を一言でいうと、「他のどのラケットよりもスピンがかかる」です。

 

プロが使う「プロストック」よりもスピンがかかってしまうくらいでして、「スピンis正義」という感じ。

 

打感はちょっとはじきがいいため硬めかもですが、反発力があるので、すさまじいパワーでボールが飛んでいきます。

 

スピンが全ての悩みを解決してくれます

 

ラケットはこだわればこだわるほど実は気になる点が出てきてしまうのですが、ピュアアエロなら、ラケットに関する無駄な悩みをほぼ全て「スピンで」解決してくれます。

 

 

 

▪︎スピンがかかるから、安心して振り切れる

▪︎スピンがかかるから、相手が返球に苦しむ

▪︎スピンがかかるから、左右に振られても、体勢を立て直す時間を作れる

▪︎スピンがかかるから、弾道に変化をつけられる

▪︎スピンがかかるから、ショートクロスの球も打てるし、パッシングショットも打てる

▪︎スピンがかかるから、コーナーに追いやられたピンチでも、ボールを相手コートに返せる

 

 

これだけのメリットがあれば、「打感がちょい硬い」とか、取るに足らない小事かなと。

 

ネットプレーが上手いフェデラーが何回アプローチショットしてもかわいそうなくらい綺麗にナダルにパッシングされてしまうのは、ラケットのスピン性能に依るところも大きいですよね。

 

 

「ピュアアエロ」について、もっと知りたくなったら

 

過去記事でかなり詳細に解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

>>【ナダルのラケット】バボラピュアアエロをレビューする【評価高い】

※ピュアアエロシリーズの中でも、特にどのモデルにするかの比較も入ってます

 

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【コントロール代表】ヨネックス Vコア100

 

上記の2本は、わりとパワー系のラケットでしたが、「Vコア 100」はフレーム形状により、パワーは多少抑え、その分フラットドライブにコーナーにボールをコントロールすることに特化したモデルです。

 

 

 

▪︎スピンは抑えめで、弾道も高くないけど、素直な弾道で、コントロールしやすいので、ミスしずらい

▪︎綺麗な軌道で、飛びすぎず、押した分+多少のサポートで程よい飛距離が得られる

▪︎球持ちがいいです

 

 

自分からラケットを振れなくて、ボールが相手コートのベースラインまで飛んでいかない人だと、やめた方がいいかもですが、とはいえそうでなければ扱いやすいはず。

 

力のある人だとスピンをかけてボールをコート内に収めないといけないですが、逆に、力がなければフラットの方がちょうど飛距離が良いって場合もあり、使いやすいかもですね。

 

「スピンよりは、コントロールで相手を崩して勝負していきたい」という意思がある場合、Vコアはおすすめですよ。

 

 

【プロ感覚】ウィルソン クラッシュ100

 

こちらは、2019年に「#ウィルソンの革命」ということで出たばかりなのと、295gなので、ちょっと黄金スペックと完全にいえないかもですが、圧倒的におすすめなので、入れさせてください。

※スペック的にウィルソンの黄金スペックラケットだと、「ULTRA100」です。

 

軽く打ってるのに、プロみたいな球がいきます

 

僕がクラッシュ推しなのには理由がありまして、それは、「軽く打っているだけなのに、豪速球が行くから」です。

 

イメージ的には、「フェデラーのアップ時」みたいな感じ。リラックスして打っているのに、球は恐るべき球威で伸びていきますよね。

 

▲フェデラーのアップ時。脱力して打っているけれど、低〜中弾道の球が高速で伸びていく。 ※クラッシュの弾道は、このイメージに近いです

 

これは守備時にもいえまして、バックハンド側に大きく振られた時で、手を伸ばしてやっと届いたようなボールでも、相手コートのベースラインまでボールが球威落ちず飛んでいきます。

 

というわけでして、クラッシュはこれからテニスを本格的にやっていくあなたにも、おすすめできるラケットです。

 

「295g」しかない、のは事実なのですが、ゴムのような不思議な打感で柔らかさと高い反発性を両立しているので、打ち負けることはありません。

 

 

「ウィルソンの革命」の波に乗りたいあなたは

 

Googleの検索結果でも上位表示されている、次の記事を参考にしてみてください。

>>ウィルソンのクラッシュは超楽に剛速球が飛ぶ【打感はCLASH独特】

 

また、ウィルソン定番のラケット、Blade98との比較記事もあります。

>>ウィルソン・クラッシュはブレードよりもイージーな件【パワー圧勝】

※どちらもかなり読んでいただけています。

 

最初はこれらにしてみて、あとから買い替えてみたらOK

 

というわけで、そろそろ記事は終わりですが、最後に補足です。

 

「黄金スペック」のラケットは、基本的には失敗しずらいラケットなので、上記の4モデルにしておくと、まずは周りに対して不利ということは起きないかと思います。

 

かつての僕は、いきなり「フェデラーモデルだから」といって、ハードスペックな90平方インチのラケットに初心者ながらに飛びつきましたが、悲しいことに、上達を遅めました。

 

あなたには、同じような失敗をしてもらいたくないので、今回は無難だけど、強いラケットを紹介した感じです。

 

使っているうちに、「もっと」が生まれてきます

 

とりあえず、今回は黄金スペックにしたら良いかと思いますが、もしかしたら半年くらい使っているうちに、「もっとフィーリングを感じたいな」とか、「球持ちが長いラケットにしたい」などの「好み」が出てくると思います。

 

その時は、またラケットを買い換えましょう。

逆に、その時が訪れなかったら、使っているラケットがあなたにあっているということですから、そのままでOKです。

 

当ブログ(thorind tennis)でも、様々なラケットの紹介記事を書いているので、ラケット選びのぜひ参考にしてみてください。

>>ラケットカテゴリー/thorind tennis

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