【テニス】ラケットのペイントジョブとは【実際に見れる場所も紹介】

ラケット知識、試打

こんにちは、ソリンドです。

人と機会に恵まれて、これまでに2桁のプロストックを見て、7本打ったことがあり、5本所有したことがあります。

 

先日に、下記のツイートをしました。

 

 

初めてテニスのプロがペイントジョブをしていると知ると驚くかもですが、もはやテニス界の常識です。

打ってみれば分かりますが、プロストックは打感が「しっとり」していて、パサパサしていないです。

これは単純に「素材と製法の差」に由来していまして、たぶん、プロ用の製法はコストがかかるはず

 

悲しいお知らせですが、プロ用のラケット(プロストック)と市販のラケットは、中身が別物です。

そして、ちょっと言い方が悪いかもなのですが、我々はプロモーション的にだまされているともいえます。

※とはいえ、ラケットメーカーも、新作が売れなかったら潰れてしまうので、事情を理解したいところ。

 

今回は、プロのペイントジョブは市販品とどのように違うか、また、どうすればプロ実使用のペイントジョブラケットを見れるかについて、僕の経験を交えつつ、写真を出して解説します。

 

ペイントジョブと市販品で、中身は全くの別物です

 

この辺はインターネットをよく見てるあなたなら知ってるかもですが、見出しのとおり、「ペイントジョブラケットと、市販品は別物」です。

 

マレーのヘッドのPT57Aなど、有名どころは他にもありますが、ここではバボラとウィルソンのプロストックのうちの一部を紹介します。

 

有名な例は、ピュアアエロ

 

モンスタースピンをかけられることで有名な「ピュアアエロ」ですが、昔は「アエロプロドライブ」という名前でした。

 

ピュアアエロは、アエロプロドライブからのモデルチェンジで登場した設定で、多くのプロもピュアアエロを使っていることになっていますが、実際には「アエロプロドライブ」を引き続き使っているプロがほとんどです。

 

 

 

▪︎ピュアアエロ(新しい方)
:空気抵抗を減らすために、ウーファーなど、「フレームから飛び出しているところ」が内部化されている。コアテックスも内部化

▪︎アエロプロドライブ(古い方)
:ストート下部にコアテックス、フェイス下部のグロメットが飛び出している

 

 

これに対して、プロの皆さんが使っている「ピュアアエロ(ペイントジョブ)」は「コアテックスあり、ウーファーあり」です。

 

ナダルの場合、コアテックスなし、グロメットあり

 

 

こちらは以前の「アエロプロドライブ」なのですが、ナダルは初代のアエロプロドライブを使っているので、スロート下部のV時のコアテックスが、ただの黄色の塗装になっていて、ゴムになっていません。

 

 

現行の「ピュアアエロ」ならこちら。しかし、なぜかフェイス下部のグロメットの3つのボコボコは内部化されていないですよね。

 

 

市販のピュアアエロだと、上記のようにフレーム下部のグロメットのボコボコは内部化されています。

 

ウィルソンのブレード98のペイントジョブも有名です【H19/H22】

 

ウィルソンの中でも「ツアー使用率No.1」と謳われるブレード98シリーズですが、実際にブレード98のプロストックを使用しているトッププロはラオニッチくらいでして、2008年ごろのジョコビッチも、グルビスも、モンフィスも、コリッチは中身はブレード98ではなくて、完全にペイントジョブです。

 

僕の使用感想なんかを交え、解説しますね。

 

 

 

▪︎ジョコビッチのウィルソン契約時代(2008年ごろ)
:ブレード93と書いてあるけど、ゴリゴリの98インチ、H22。
他のH22よりもハードで硬く、フレームだけでも信じられないくらい重いが、信じられないくらいのパワーがある。ただ、僕には何時間も振り続けられるものではなかった ※わりとマッチョですが、それでもキツいです

▪︎グルビスのブレード98
:H22。打ったところ、他のどのH22よりも柔らかく、ミスしにくい。ただし、若干ショートインチなのか、パワーはない。スピンがかけやすい

▪︎モンフィスのブレード98
:こちらは、スロート下部がブレードよりも内側に大きく湾曲するH19。しなりが強く、鞭みたいに相手コートに突き刺さる球が打てます。

▪︎コリッチのブレード98
:こちらもH19。

 

 

上記のとおり。

最近は、「ウルトラツアー97」として、H19はスペック調整の上市販化されましたが、以前はブレード98(18×20)の扱いでした。

>>【試打評価】ウルトラツアー97の特徴紹介【プロストックとの関係も】

 

H19とブレード98は、簡単に見分けられます

 

見出しのとおり、簡単に見分けることができます。

 

 

 

▪︎ブレード98
:フェイス断面が「D字型」。すなわち、ラウンド形状

▪︎H19
:BOX形状。スロートがブレードよりも極端に内側に湾曲している

▪︎H22
:BOX形状。こちらは結構ブレードに見えるかも。

 

 

 

上記が市販のブレード。ラウンド形状なのがわかりますよね。

 

 

そして、こちらがモンフィスのH19。

 

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プロストックと市販品の差は「素材の差」です

 

下記のツイートをご覧ください。

 

 

僕が積極的に折ったわけではないので、「ラケット折るなんてサイテー」というコメントは勘弁してほしいですが、いやしくも「ラケットを地面に打ちつける」ことをしたことがあります。

 

大学生の頃でして、わりと筋肉もあるほうで、まさにジョコビッチとかがやるような折り方をしたのですが、結果的に綺麗に真っ二つというようには行きませんでした。

 

感想としては、「手にジンジンと嫌な振動のくる」、不快なものでした。

 

これは、「折るのが下手」というよりも、「素材の差」という感じがあります。

 

 

 

▪︎プロストック
:量産化しなくていいので、お金をかけて、良質な素材で、人の手間をかけてラケットを作ることができる

▪︎市販品
:量産化しないとなので、無駄な作業は削ぎ落とす。なるべく人もコストもかけたくない

 

 

ラケットづくりは、実は我々が思う以上に「人間の作業」が多いです。

 

素材自体の接着剤の量の差の他にも、「熟練技」、みたいなラケット製作技術の差もあるでしょうという感じで、結論からいうと、おそらく「プロストックの方が柔らかい」です。

 

打感の粘り気、しっとり感とは別の、柔らかい感じは、そのままラケット自体の弱さに直結しているのではないでしょうか。

 

まるで、高級グラスみたいですね。高いけど、落とせば割れちゃう

 

東京でペイントジョブの実物を見るなら

 

そんなわけで、そろそろ記事を終えますが、もしあなたが東京に行けるなら、下北沢の「リバティクロス」でペイントジョブの実物を見ることができます。

 

>>リバティクロスHP

 

僕が高校生の頃訪問したときは、フェデラー、ナダル、錦織なんかのプロストックがありました。

まだこの黒塗りがあるのかは確認していないのでちょっとわからないですが、今でもワクワクするようなお宝があるのは間違いなしです。

 

※RF Tシャツ、RFキャップ、テニスプロトレーディングカードなんかも買えます。

 

プロストックのラケットについてもっと知りたいあなたは

 

下記の記事を読んでいただけると、より深くプロストックについて知っていただけるかなと思います。

 

僕の実際に今所有しているラケットの写真を出しつつ解説していまして、好評です。

 

すでに、20人以上の方に読んでいただけているので、あなたも是非「プロストック本」を読んで、本物のペイントジョブラケットでテニスしてみてください。

※プロストックラケットの確実で安い入手方法が、わかります

 

【テニス】プロストックラケットの真実。確実・格安に入手できる方法と使用感、画像をお見せします|ソリンド|note
追記(2019.06.20):好評に伴い値上げさせていただきました。興味のあるあなたは、さらなる値上げの前にどうぞ。 あなたは、プロストックのラケットでテニスをしたらどんな心地が知っていますか? 良質なカーボンで、しなりを感じつつ、芯を捉えた時の上質な感覚。 市販の粗悪さはなく、上質なボールを掴む感触。 フ...(続きを読む)