こんにちは、KOYAです。
先日恐ろしいニュースが入ってきました。
アンディ・マレー、今季限りでの現役引退を発表
Yahoo!ニュース
これは全てのテニスファンがいつか来るとは知りつつも、恐れていた事態でしょう。BIG4の引退。
しかし、まさかそれがフェデラーではなく、マレーからになるとは、一体誰が予想できたでしょうか。
※追記(2019.09月):マレー、シングルスも復活しましたね^^ よかった。
マレーの引退の原因は、長引く「臀部」の怪我
2019年で31歳になるマレーは、年齢的にはもうすでにベテランですが、近年のツアーが高齢化している状況を見ると、年齢的にはまだプレーできます。
しかし、2012年後半〜2013年絶頂期を迎えていたマレーも2018年に臀部を故障。
2018.01月に手術を受け、その後は20ヶ月に渡って本来の満足のいくプレーが痛みによってできない状況になっていました。
その結果オリンピックを2連覇し、かつて1位だったランキングも839位まで後退。
今は230位くらいまで戻しましたが、いずれにせよしんどい状況ですよね。
本人も故障により歩行すら正常な状態でないと言っており、酷い痛みに耐えながらのプレーではテニスをこれまでのように楽しむことができないと言っています。
フェデラー、ナダル、ジョコビッチも怪我をしていたけれど、3人は復帰すれば体調万全にプレーできましたよね。
そこが違いで、マレーは復帰してもなまりだけではなく、正常なプレーがもう出来ない状態なのです。
マレーはいつ引退してしまうのか
勢力が均衡していた2012年ごろと違い、今やBIG4も皆おじさんで、もうファン的には「いてくれるだけでありがとう」なんですよね。
なので、ランキングはどうでもよくて、続けてくれるだけで嬉しい。
BIG4の一角が欠けてしまうのは、時代の終焉を感じさせるもので、BIG4をこれまで10年に渡ってみてきた我々にとってこの上なく淋しいものです。
そんなマレーの引退ですが、早くて今年(2019年)の全豪オープンで迎えてしまうとのこと。
本人的にも、痛みと精神的苦痛でいつまでプレーできるかわからない状況らしく、出身地のイギリスで行われる地元ウィンブルドンまではなんとかテニスを続けてそこでラケットを置きたいけれど、そうできないかもと言っております。
全豪オープン2019は1月14-27日で開催されるので、早ければこの間にマレーが引退し、BIG4が崩壊する日が来ることになります。
マレーの記者会見動画
マレーの記者会見動画も掲載しておきます。
雰囲気だけでもチラ見する価値があるかと。
戦友デルポトロからのコメント
マレーの会見を受けて、デルポトロが次のようなツイートをしました。
Andy, just watched your conference. Please don’t stop trying. Keep fighting. I can imagine your pain and sadness. I hope you can overcome this. You deserve to retire on your own terms, whenever that happens. We love you @andy_murray and we want to see you happy and doing well. 🙏
— Juan M. del Potro (@delpotrojuan) January 11, 2019
「アンディ、会見を見たよ。お願いだから挑戦をやめないでくれよ。
戦ってくれ。
君の痛みと悲しみを想像できる。
君ならこの問題を克服できると信じてる。
どんな時でも君が引退するタイミングを決定する権利がある。
僕たちは君を愛してるよ。そして、君が幸せでうまくいくことを祈ってる。」
(※訳:僕)
同じように怪我で苦しんだ(デルポトロの場合手首)デルポトロからの言葉はしみますね。
マレーといえば、忘れられないのは「2012年の夏」
なお、最後に、マレーが怪我する前どれだけいいプレーをしていたかをあなたにも知っていただきたいので、特に僕が印象に残っている試合も共有しておきます。
それは、2012年のオリンピック決勝です。
マレーはイギリス人の77年ぶりウィンブルドン優勝の期待を背負ってついにウィンブルドン決勝まで来るんですが、決勝で6度の優勝を誇るフェデラーに敗北してしまうんですね。
彼がどれだけその試合にかけていたか伝わってくるので、当時の、期待に応えられなかった時のマレーの試合後のスピーチの涙は一生忘れられません。
▲この動画、絶対見たほうがいいですよ…。
すみません、当時リアルタイムで見てた時を思い出して、この記事を書きながら、またボロボロ泣いてしまいました…。m(_ _)m
そして、この涙の1ヶ月後ウィンブルドンの地で開催されたロンドン五輪ではマレーはフェデラーに同じウィンブルドンのセンターコートでリベンジを果たすんですよね。
今や、もう時が経って伝説と化していますが、マレーといえば忘れられない感動のエピソードの多い選手です。
スミマセン、話がずれてきちゃったので今回はこれでおわります。