【悲報】プロストックを使ってもバボラのピュアドライブに勝てない

ラケット知識、試打

(プロストックの存在を知った人)

プロストックのテニスラケットって、本当に強いのかな?

今回はこのような疑問に答えます。

 

市販のテニスラケットの中で最もスピンがかかり、初心者から上級者まで使いやすいとされているバボラのテニスラケット「ピュアドライブ」。

対して、プロ支給ラケット=「プロストック」。

 

双方を打ち比べたことのある僕の個人的感想では、たとえプロ支給のラケットでも、市販のベストラケットとも言っても過言ではないピュアドライブに対して実際に試合をすると道具の面から不利に感じることがあります。

 

ただし、もちろん本人達のテニス技術自体が勝敗に占める割合が一番、という当然すぎる前提の上です。

 

別にピュアドライブを使われているから負ける、とかではなく、「もしも全く同じ技術レベル、強さにある2人が対戦したら」です。

 

結論を先に言うと、自己満足でプロストックを使うのは最高にテニスを楽しめることに繋がるし、実際プロストックは強いけど、とはいえバボラの市販のラケットは反則すぎた、となります。

 

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テニスのプロストックラケットは反則です

 

冒頭のように言ってしまうと、「プロストックって弱いのかな・・・?」となると思うのですが、全くそんなことはないです。市販品はおもちゃに感じます。

 

例えば、ウィルソンのH19やH22はBLADE98のコスメをしていることの多いメジャーなプロストックですが、H22やH19とBLADEでは全く打感と打てる球の質は変わってきます。

 

プロストックでは、ボールをより触っている「触覚」が優れるようになり、ラケットのしなりと、ボールの変形を感じながらプレーすることができます。

 

H19はムチのようにしなり、ビンタのように強烈なボールを生み出しますし、H22のコントロールと安心感は他の市販ラケットの素材の粗悪な感覚では得られない、密度の高い、高級な情報が腕の中に伝わってきます。

 

対して、BLADEやH19を模して新たに登場した「ウルトラツアー」でも悲しいけれど、やはり素材の質のあまりの違いに、生み出せるボールの激しさが弱いです。

 

まとめると、表現するのは難しいですが、「スピン量と安定感が違う。繊細で、ボールの芯を感じられるし、他のどのラケットよりもテニスをしていて楽しい」です。

 

これは事実でして、また、もしもあなたがプロストックに興味があったら「【テニス】プロストックラケットの真実。確実・格安に入手できる方法と使用感、画像をお見せします」をご参照になってください。

 

市販なのに、ピュアドライブはチートすぎる

 

とはいえ、スピンとパワーがコントロール以上に物を言う男子アマチュアテニス界においては、圧倒的パワーとスピンで球威を作れるバボラ製のラケットは反則な存在として君臨しています。

 

実際全く同じ強さの選手が2人いて、一人はウィルソンのラケットで、一人はバボラのピュアドライブを使ったらまずピュアドライブに勝てないでしょう。

 

というのも、ピュアドライブやアエロプロドライブというラケットは「黄金スペック」であり、中厚で、100インチあり、ラウンド形状をしており、圧倒的なパワー性能を誇っています。

 

個人的には借りて打っても全く打感や情報がないので、「気持ちよくない、楽しくない」という感情になってしまいますが、とは言え、自分の非力さを補って、圧倒的にボールを飛ばしてくれるので、やはりこの点の強さを認めないわけにはいきません。

 

※なお、同じバボラからでているピュアストライクの試打情報がほしい方は、「【バボラ】ピュアストライク100(2020)のインプレ【食いつき力】」をご覧ください。

 

確かに、プロ選手や若い男性のパワーと筋肉のみなぎる男性だったらピュアドライブ、アエロプロドライブ、ピュアアエロなどは「飛びすぎて嫌だ」という感想を抱くかもですが、世の中の90%以上のテニスプレーヤーはそんなことはなく、もっとボールにパワーが欲しいはずです。

 

プロストックはそのスペック(98インチ、19〜22mm、BOX形状)にしては随分ボールを飛ばしてくれますが、とは言え、330gもあるものがあったり、ボックス形状だったりと、必ずしも我々一般プレーヤーの身体的能力にマッチしたものではありません。

 

その結果、たぶん「プロストックを生かせない」状態にあると思うんですよね。

逆にピュアドライブやアエロは1班レベルのプレーヤーでもそのスペックを生かしやすい。

 

たぶんこの仮説は正しくて、だからこそプロはH19やPT57A(ヘッドのプロストック)というラケットを使うし、市販のラケットの主流派黄金スペックなわけです。

 

ピュアドライブに勝つには

 

なので、プロストックを使っても、スピンとパワーが主流となっている現代のテニスの試合においてはさほど有利にならないわけです(もちろん、テニス自体を楽しむにはこの上ないです)。

 

なので、プロストックを使っているあなたがモンスターラケットであるバボラの売れ線ラケットに勝つためには、わりと考えながら戦術的に戦わなければ同レベルの結果を出せません。

 

ピュアドライブ圧倒的な球威に対抗するには、例えば、ポジションを上げて時間を奪ったり、ネットプレーを混ぜたり、高低差やボールの緩急を使って「相手に気持ちよく打たせない」ボールメイクが必要になります。

 

これがなかなか難しくて、ウィルソンのラケットとかは特に打感を感じる性能が高いので、「いなす」テニスを身につけやすいと思え、確かに草トーとかでテニスが「上手」な選手はいます。

 

しかし、「ただ振れば入る。」何も考えなくてもシンプルに「振れば入る。」この絶対的な安心感を持つピュアドライブがせった試合の極限の場面でどれだけ両者の間の精神面を変えるでしょうか。

 

これは僕が答えを言うまでもなく、それだけ自分の肉体的能力に見合ったラケットを使うことは大切なのです。

逆に、あなたの身体スペックが伴うのであれば、きっとプロストックを使った方がいい球が打てる、と言った状況もあり得ます。

 

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【結論】こだわらないのならピュアドライブ使っとけば勝てる

 

スイマセン、暴論な結論になりました。

 

ただ、これはわりと高校・大学と体育会系でテニスをやってきて思うのですが、「バボラは反則」です。

 

実際プロストックをもっている僕でも、そのことを何も言わずにピュアアエロの友人と交換してラリーをすると、その圧倒的な球威に驚きます。

 

ボールが勝手に+3割くらいの勢いを持って飛んでいくのですよ。

逆にプロストックを渡した友人は「うーむ。打感はいいけど、ボールが飛ばない」と両者同意の結論でした。

 

まとめると、周りで誰も使っていないプロストックをもっている事実に興奮できる、こだわりがある、フィーリングを重視したいならプロストックを手に入れるのもありですが、とはいえただ「勝ちたい」ならば何も考えずとも振れば入るバボラの市販ラケットが「最強」です。

 

▼ピュアドライブはこちら

本音的に、プロストックを使うよりもピュアドライブを買った方が初心者も上級者でも試合では「勝て」ますよ。ネットならお店で買うのと全く同じものが中間のマージンを取られない分10,000円くらい安く買えて、お得です。

 

店舗だと、「保険がつく」とか言われますが、ラケットが壊れたら、普通保険適応外ですよ。

なので、「今ラケット何使うか迷ってる」という人で、打感とかにこだわりなければピュアドライブあるいはピュアアエロ一択でしょう。

 

また、プロストックの入手方法についても記事にしています。

>>プロストックを手に入れるにはこちら