テニスのフォームを即きれいにする方法【きたない原因と対策の提示】

テニスノウハウ

フォームが汚いと言われ続ける人「テニス頑張っているけどフォームがきたないと言われる。できることならフェデラーみたいな自然な流れで打ちたいけど、どうしてもぎこちなくなってしまう。運動神経が悪いからかな。」

 

そんな疑問に答えます。

 

ちなみに、この記事を書いている僕も力みすぎで「フォームがぎこちない」と何度も言われていました。

 

過去の経験を交えつつ、どんなことを意識するとフォーム改善できるかを解説していきます。

 

本記事の内容

 

 

▪︎グリップによってフォームの理想形は変わってくる
▪︎力みがあると、見ている人が違和感を感じる
▪︎腰から力が伝わっていると、美しく見える
▪︎あらゆる角度からビデオを撮ろう

 

 

上記の内容を深掘りしていきます。

 

なお、結論としては、「グリップによって自然体なフォームは変わるけど、無理のない動きに人間は美しいと感じやすい」です。

 

長時間打っても疲れないフォームこそが、自然体ですよね。

 

スポンサーリンク

グリップによってフォームの理想形は変わってくる

 

意外と知らない方もいたかもしれませんが、事実です。

 

たとえばフォアハンドについて比較してみましょう。あなたは次の3つのフォアハンドのうち、どれが正解だと思いますか。

 

 

 

▪︎フェデラー
:セミウエスタンくらいの薄めのグリップ。ストレートアームで肘が伸びた状態でインパクトする。空手の突きのような見た目

▪︎ジョコビッチ
:ウエスタングリップ。ダブルベントといい、肘は曲がってインパクトする

▪︎錦織圭
:ウエスタンよりも厚いグリップ。人間の腕の構造上かなり肘が曲がった状態でインパクトするようになる。ボクシングのアッパーのような見た目

 

 

騙すようで申し訳ないのですが、実はどれもが「正解」です。

 

3人はグリップの握りの厚さが違うので、肘の曲がり具合は異なるインパクトをするのが構造上の「自然」です。

 

ですので、ジョコビッチのようなウエスタングリップで握る人がフェデラーみたいなストレートアームで打とうとしても無理が生じますし、錦織みたいな肘の屈折角度を理想とするのもNGです。

 

プロ選手を「真似」する際は、自分のグリップと同じ厚さで握っている選手をお手本とすると比較しやすいです。たとえば、ウエスタングリップならばジョコビッチですね。

 

とはいえ、腰のひねり戻しやインパクトのあたりの厚さなどは参考になるので、「あくまでフォーム全体のイメージは」という感じになります。

 

フォーム自体のきれい/きたないよりも、「自分のグリップに対して、フォームは理にかなっているか」が重要ですね。

 

力みがあると、見ている人が違和感を感じる

 

あなたはそのフォームで打ち続けていて疲れませんか。

 

現役時代の僕も陥ってしまっていたのでその気持ちはよくわかり、どうしても「腕」でボールに威力を伝えようとしてしまいますよね。

 

しかし、それだと「力み」となってしまい、逆にボールに威力が伝わりません。

 

引退して、筋肉が落ちた状態で遊びでテニスをしたらやけに球威が出るようになったなと思っていたら、「腕の力み癖」も忘れて、程よく体のひねりでボールに威力を伝えられるようになっていました。その後もその打ち方です。

皮肉なことですが、僕は引退後に習得しました、、、m( _ _)m

 

腕ではなくて、体のひねり戻しで打つと腕が脱力しててもスイングスピードが上がり威力が出るのですが、こうなると疲れづらくなりますし、ミスも減るのでウィークエンドプレーヤーこそ圧倒的に習得すべきです。

 

コツは、「腕でなく、力の源は腰」だと理解することです。パワーを出したい時こそ、腕は力を抜いて、腰のターンに重きを置きます。

 

フェデラーのフォアも、ジョコビッチも錦織も見ていて「力んでいるなぁ」とは思わないですよね。力の源が「腰の回転」であるからこそ、不自然さを感じないのです。

 

スポンサーリンク

自分のフォームがどうなっているのか撮影しよう

 

そんなわけで、自分のフォームがどうなっているのかビデオ撮影して、見てみましょう。

 

最近はスマホが圧倒的に進化してきたので、通常スピードの他にスロー撮影機能も搭載されています。

 

iPhoneなら、「カメラアプリ」を起動した後、左にスワイプすれば、「タイムラプス」と「動画」に挟まれるような位置に「スロー」があります。

 

スマホ三脚を一台買っておけば、他の人に撮影をお願いしなくても自分のフォームを撮影することができます。

 

※脚を伸ばすことができます

 

そして、どちらかというとこちらのような脚の長めの三脚がおすすめです。理由としては、「いろんな角度から撮りまくれる」から。

 

プロのスロー動画と運動連鎖を比較する

 

前から、横から、後ろからと様々な角度で動画を撮り、YouTubeを使ってフェデラーやジョコビッチ、錦織のスロー動画と比較してみましょう。

 

たとえば、次のような感じで検索するといい動画が見つかるかなと思います。

 

 

 

▪︎「federer forehand slow motion
▪︎「djokovic court level slow」 
▪︎「nishikori backhand slow motion
※「court level view」は地上0mの実際に選手がプレーしている高さと同じ視線という意味です。

 

※クリックすると、YouTubeの検索結果に飛びます

 

こんな感じでプロの動画と自分のフォームを比較分析することで、腕ではなくて、腰が先導した「力みのないフォーム」になっているかを確認することができます。

 

フォームが変わるかはあなた次第 → 行動にうつそう

 

そして、このブログでは何度も言っていて繰り返しになりますが、「大切なのは行動」です。

 

「フォームよりも大切なのは結果だ」、その通りです。

 

ですが、より無駄のないフォームになれば無駄に使ってしまっていたエネルギーを別のところに生かせるでしょう。

 

たぶん実際の自分のプレーを撮影したら恥ずかしくなって、嫌になるかもですが、その分析には様々な気づきがあり、圧倒的な成長へと繋がっているはずです。

 

僕もこのブログで何ヶ月か前に書いた記事を見て恥ずかしくなります。たぶん、この記事も半年後に見たら恥ずかしいものになっているでしょう。

 

ですが、自己分析と自分より上手い人との比較なしに次のステップには進めません。

 

逃げないためにもスマホ用撮影スタンドを注文してみる、友達に「明日撮影して」とLINEする、最初の行動はなんでもOKですが、せっかくこの記事を読んだのでなにかアクションを起こしてみましょう。