こんにちは、KOYA です。
今のラケットは3年以上使っています。
先日に下記のようなツイートをしました。
たまに、3,4ヶ月スパンでラケットを変えている人がいるけれど、本当に意味がないと思います。
そもそも、ラケットに慣れるだけで半年くらいかかるのに、ちょっとでもスペックが変わると感覚がズレるラケットをわざわざ変えて不利になる理由が分からない。
散財にはなっても、テニスは伸びないですよ
— KOYA April 22, 2019
そもそも、ラケットに慣れるだけで半年くらいかかるのに、ちょっとでもスペックが変わると感覚がズレるラケットをわざわざ変えて不利になる理由が分からない。
散財にはなっても、テニスは伸びないですよ
ラケットはそれぞれスペックが違いますから、変えると感覚がズレてしばらくマッチするまでに時間がかかります。
とはいえ、自分の上達や重視したい感覚によってラケットに要求するスペックが変化するのも事実。
それらを踏まえ、今回は「ラケットを変えるべきタイミング」について、深掘りしていきます。
なお、先にネタバレしてしまうと、「①時代の変化についていけなくなったとき ②身体的に厳しくなってしまったとき ③より自分に合ったラケットを見つけてしまったとき」という感じです。
ちょっと、突っ込みどころもあるので、それは後述しますね。
時代の変化についていけなくなったとき
ラケットにはある程度こだわりをもって同スペックを使い続けるべきですが、とはいえ時代の変化には頑固にならない方が得策です。
▪︎サンプラス
:こだわってプロスタッフ85インチにこだわるも、引退後後悔。
→柔軟に、引退後使っているような面の大きいラケットに早くからしていたら、もっと長く現役できたはず。
▪︎フェデラー
:ウィンブルドンで優勝した2012の段階でラケット変更の方針を決定。2014年から97インチに変更
→結果、2019年現在37歳にしてまだ世界のトップにいる
フェデラーはサンプラスの失敗から感じることがあったのか、柔軟に90→97インチに変更しましたね。
これが彼の強みで、「時代の変化を許容し、変化できる」ともいえます。
周りは100インチ中圧で簡単にパワーボールの打てるラケットを使っている中、もし今まだ90インチを使っていたら、もう引退していたかもですね。
身体的に厳しいラケットをつかっているとき
草トーとかで見るのですが、50代なのにプロスタッフの90インチを使っている人がいます。
ですが、客観的には320gもある薄ラケをその年で使い続けるのは、フィーリングが良くなる以上に不利になっているかなと。
このような場合、「プライドを捨てて、1秒でも早く」ラケットを変えることがそのままあなたの上達につながります。
技術的に厳しい場合も、素直に受け入れるべき
僕は20代で、わりと筋肉もありますが、それでもプロスタッフ97Sはスペック的にキツイなと思ってやめました。
そして、ハードルを下げた結果、テニスが伸びました。
このように、「プライドを捨てる」というのがかなり大切です。
バボラのピュアドライブ、ピュアアエロとか使っていると、かなり「量産型テニスプレーヤー」感出てしまうかもですが、とはいえハードスペック使って自己満足して弱いよりかは、良いんじゃないですかね。
より自分に合ったラケットを見つけてしまったとき
先述した2つの判断基準、「①時代の変化についていけなくなったとき ②身体的・技術的にハードなラケットをつかっている場合」以外のときは、基本的に新ラケットの試打とか、完全にしなくてよいかと思います。
こんな風に書くとラケット会社の人に怒られそうですが、事実です。
もちろん、上記の2点に当てはまるならば今すぐラケットを買い替えるべきでして、そのために、本ブログでもたくさんラケットのレビューを載せています。
▪︎「ウィルソン・クラッシュはブレードよりもイージーな件【パワー圧勝】」
:ウィルソンのCLASHについての記事です。2019年出たラケットの中で今のところ一番おすすめです。特に、フェデラータイプの、配球で攻めるタイプの人に読んでいただきたくて、ポンと合わせただけでもダウンザラインへ剛速球が飛びます。
▪︎「【試打評価】ウルトラツアー97の特徴紹介【プロストックとの関係も】」
:ウィルソンのULTRA TOUR 97についての記事です。易しくはないラケットでして、使うことのメリットがデメリットを上回るのは中〜上級者だけですが、フラットで相手が取りずらすぎる「食い込む」ボールを量産できます。ボールが滑って食い込んできます。
▪︎「【ナダルのラケット】バボラピュアアエロをレビューする【評価高い】」
:「ラケットになんもこだわりない」「なんでもいいけど、弱くないラケットで、長く使いたい」というあなたへの最適解です。ピュアアエロほど実際の試合で「勝利」にラケットは他にないでしょう。圧倒的無難ですが、この上強いです。
※他にも、「ラケットのカテゴリー」にて、たくさんのレビュー記事を投稿しているので、参考にしてみてください。
ラケットの新作は「ただのNewコスメ」
ただし、ラケットのテクノロジー的な進歩はここ15年くらいほぼないと言っても過言ではありません。
※現に僕の現役ラケットは、2011年くらいのモデルです。すなわち、8年前モデルですよ。
なので、基本的に新しいモデルは洋服の新作と型落ちの関係と同じように「色違い」なだけな感じです。
したがって、新モデルも型落ちモデルもほぼ同じで新モデルの方が有利ということもないので、コスパのいいラケットの買い方は「型落ちの新品を狙う」感じがいいですね。
今使っているラケットより良いラケットに出会ってしまったとき
とはいえ、何らかの拍子に今使っているラケットより自分好みのラケットに出会ってしまうこともあるので、この際はやむなしですね。
ふつうにそっちに買い替えた方がいいと思います。
※ただ、その「自分好み」はストリングスの違いから生じているかもなので、ガットも持ち主に確認すること。
問題はいつもいつも新ラケットの試打ばかりして、自分のラケットを使い込まない場合のこと。
ラケットによって、打ち方のフォームなど身体は無意識に微調整をしているので、毎回ラケットを変えていると、不安定の原因になりますよ。
変えるべきタイミングは存在するが、基本的には使い込みの方針でOKです
そんなわけで、そろそろこの記事を終えますが、最後に、最重要なことをお伝えします。
有名講師の授業を受けても自分で問題演習しないと受験の偏差値が伸びないのと同じで、いくらいいテニスラケットに変えたとしても、自分が練習しなかったらテニスは伸びないですね。
これはなんでも同じ本質的なことでして、最重要は「行動」です。
なお、テニスの場合の行動とは「練習」です。— KOYA April 23, 2019
というわけでして、ラケットにこだわりすぎにも注意しましょう。
ラケットの有利不利もたしかにテニスの強さに影響しますが、それ以上にその人自身の技術と経験です。
フェデラーが70平方インチのラケットを使ったとしても、たぶん強いですよね。
あなたも道具のトレンド変化は肌で感じつつも、とはいえ頭の中は「自分のテニス」に集中するようにするとテニスが伸びるかと思います。
やみくもにラケットを変えるのはおすすめしないですが、いくつかはおすすめのラケットがあるので、リンクを貼っておきます。