こんにちは、KOYAです。
スマッシュが苦手で、よく試合の重要場面でミスしていました。
ですが、知識をインプットしたところ改善できたので共有します。
テニスでスマッシュが苦手な人は多く、しかもスマッシュを打つ機会は試合の重要場面でくるので、ポイントを確認します。
①サーブは上に振り上げるが、スマッシュはネットに近い限り下
②テイクバックは両手ばんざい🙌
③おへそを90度横に向ける
④打点は上でなく右前サーブとは別のショットです😌
テニスでスマッシュが苦手な人は多く、しかもスマッシュを打つ機会は試合の重要場面でくるので、ポイントを確認します。 ①サーブは上に振り上げるが、スマッシュはネットに近い限り下 ②テイクバックは両手ばんざい🙌 ③おへそを90度横に向ける ④打点は上でなく右前 サーブとは別のショットです😌
今回は上記のツイートを深掘りしつつ、スマッシュのコツについて解説していきます。
スマッシュに苦手意識があり、肝心な場面でミスしてしまう過去の僕に向けて、記事を書きます。
スマッシュが難しいのは、加速度が影響するから
サーブとスマッシュでは、打つボールの質が全く違います。
サービスとスマッシュにおける、打つボールの球質の違い
▪︎サービス
:自分でトスを上げる分、無回転で、球威のない、常に安定した球を打つことができる
▪︎スマッシュ
:自分でトスを上げられない。むしろ、相手も極力拾いにくいなボールにしてくる。さらに、落下時に加速度が加わってくる
サーブはテニスにおいて唯一の、自分で打つ球をつくれるショットですが、スマッシュはそうではありません。
相手だって、拾われたくないから極力いじわるなボールにします。その結果、スピンなり、スライスの回転がかかってより処理が難しいボールになりますよね。
そして、ロブのボールに高さが出れば出るほど、落下時に物理の法則にしたがって「加速度」が加わってきます。
つまり、サーブと同じようにするとすぐに打つタイミングを失います。
ロブが高くなればなるほど、グングンと落ちるスピードが増して、スマッシュの難易度が増すんですね。
まずはこの仕組みの理解が必須です。サービスとスマッシュは全く別のショットです。
スマッシュのコツ【意識するコツは、サーブと別物です】
冒頭のツイートを深掘りしつつ、解説していきますね。
①サーブは上に振り上げるが、スマッシュはネットに近い限り下
②テイクバックは両手ばんざい🙌
③おへそを90度横に向ける
④打点は上でなく右前
なお、グリップに関してもポイントがあるので、言及します。
サーブは上に振り上げるが、スマッシュはネットに近い限り下
シンプルに、「ネットまでの距離」がサービスとスマッシュで違うので、理想的な弾道が変わってきます。
▪︎サービス
:ネットから遠い、かつ、狭いサービスボックス内に収めなくてはいけない
→下から上へ持ち上げつつ、回線をかけて限られたスペース内に収める
▪︎スマッシュ
:ネットに近い、かつ、広い範囲に打つことできる
→上から下に叩きつけてOK
サービスは、実は「制限」が大きくて、スマッシュは比較的「自由」です。
もちろん、ロブが深くて、ネットから遠く離れた位置でスマッシュしなくてはならない場合は、サービス同様に、スピンあるいはスライスをかけてボールを落として上げなくてはなりません。
とはいえ、ネットに近い位置から打つ限り、回転量を増やすことを気にしなくていいので、フラットに叩きつけることが許されます。
なので、サービスのように、「下から上に向かって擦り上げよう」とか思わなくてOKです。
ネットから近い限り、フラットに厚いあたりで打ちましょう。
テイクバックは、両手をばんざいするように脇を開く
脇を締めるのはNGです。
Tシャツを脱ぐときのように、「バンザイ」してください。
「肩の入れ替え」で威力が増す
ちなみに、なぜ、両脇を開かなくてはならないかというと、「肩が回らなくなるから」です。
あなたが右利きだとしたら、落下してくるボールを捉えつつ、左肩を入れ、次の項で説明する「軸のひねり戻し」と合わせて左肩と右肩を入れ替え、ボールに重さを伝えます。
もし、肩の入れ替えの感覚がイメージできなかったら、今この記事を読む目をいったんストップして、ラケットは持たなくていいので、今この場でシミュレーションしてみてください。
肩の入れ替えは、野球選手のピッチングと同じフォームです。
おへそを90度横に向ける【ひねり戻しです】
実は、スマッシュで威力を出すポイントは、フォアハンドと同じです。
「え??」と思うかもですが、まずフォアハンドにおいて、腕でなく、運動連鎖で安定した威力を出すためには「軸のひねり戻し」が必要ですよね。
>>参考:フェデラーのフォアハンドの秘密は軸の運動連鎖にある【脱力も習得】
そして、スマッシュにおいても、テイクバックの際、おへそを90度横に向ける「軸のひねり」が重さを出す上で不可欠です。
この運動連鎖をマスターすると、手打ちでない、ボールを潰せるスマッシュになります。
打点は正面上側でなく、右前で捉える
理由はシンプルで、打点が身体の正面だと、軸の回転と肩の入れ替えが出来ないからです。
先述のように、スマッシュで威力を出すコツは、テイクバックの際におへそを90度横に向けることと肩の入れ替えなので、それを阻害しないフォームにすることが重要です。
これも、今この場であなたがシミュレーションの素振りをしてみるとわかるはずなのですが、自分の頭の上でインパクトしようとすると、うまく身体が回らないはずです。
非力な女子なら、イースタングリップでもOK
前提として、スマッシュを打つグリップはサービスと同じ「コンチネンタルグリップ」が理想ですが、力のない女性の一部の方とかでしたら、フォアハンドのイースタングリップでも構いません。
とはいえ、ここまでにお伝えしてきた運動連鎖はコンチネンタルグリップの方が行いやすい上、グリップが薄い(バックハンド側になる)ほど手首のプロネーションも効かせやすくなります。
すなわち、打てるのであればコンチネンタルグリップにした方がいいです。
コンチネンタルグリップ
フォアハンドイースタングリップ
相手のロブが深いときの対処法【球種+フットワーク】
Oh what a night 🎾🔥 pic.twitter.com/Fj9arBT6Ni
— Roger Federer (@rogerfederer) January 1, 2019
大まかなスマッシュのポイントとしては、ここよりも前の部分でお伝えしました。
以下スマッシュにおける補足的なポイントです。
相手のロブが深いときは、球種とフットワークを変えよう
ポイントとしては、2つあるかなと思っています。
▪︎球種をスライスかスピンにする
▪︎クロスオーバーステップで後退する
球種を変えるのは、「リスクを下げる」ため。ステップをクロスオーバーステップにするのは、「より早くボールに追いつく」ためです。
球種をスライスかスピンにする
相手が打ったロブが深くて、ベースラインの方へ下がれば下がるほど、実質サーブに近づいてきますよね。
とはいえ、フォルトしていいサーブなのですが、フラットでベースラインから強打したら当然ミスの可能性が大幅アップします。
なので、ある程度ミスのリスクを抑えるために、サーブ同様のスライスなり、スピンをかけてあげるとリスクを抑えることができます。
いわば、スライススマッシュ、スピンスマッシュですね。
クロスオーバーステップで後退する
これは、後ろに下がる時間を早くするために行います。
ふつうの「サイドステップ」だと、歩幅を稼げないので、結果早く下がれませんからね。
※クロスオーバーステップ:足を組むように、クロスしつつの横移動
※サイドステップ:決して隣の足を追い越さない、両足を開いて、閉じてのステップ
というわけで、今回は終わりです😌
過去の僕と同様な、スマッシュに苦手意識のある、あなたの問題解決につながれば幸いです。